新着情報

ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 1018
2015.06.26

パイロンの設置作業を急ぎます。
8時からショートコースのブリーフィングルームでミーティングです。
ウィルフガング・カウフマンさんはP2の入り口から一番遠いショートコース寄りで最も奥行きの浅い場所に奥に行くと更に舵角が厳しくなる円形のコースを歩幅で距離を測りながら自ら設定しました。
今回のカリキュラムで最もアクセル操作が微妙で且つ難しいポイントでしょう。
念入りに確かめながらのパイロンを置いています。

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パイロンが全て設置し終わると、今度は昨日羽田空港から乗ってきたボクスターで再び試走を始めました。
パイロン設置を手伝ったトヨタ裾野研究所のスタッフとイベント参加者達がカウフマンさんの華麗な走りに見入っています。

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スタート地点から走り初め最後のチックが行われました。
スムーズな荷重移動に連動し綺麗に回頭するボクスターは、氷上トレーニングの時と同様P2の魔術師です。
皆さんはカウフマンさんの走りに魅了されて呆然と眺めています。

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凝り性のカウフマンさんのことですから、少しでも気掛かりなパイロンについては相変わらず置き場所を直しています。
カリキュラムが始まってからを想定し小宮山さんと打ち合わせをする念の入れように完璧主義のカウフマンさんの性格が滲み出ている感じです。

底抜けに明るく少しばかり気の短い彼の性格は写された、ひとこま、ひとこまの写真に表現されていて見て楽しいです。
さぁ、P2の準備は全て整いました。
全員直ちにショートコースに移動し8時からのミーティングに備えます。

急げ急げ時間が迫りました。

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次回に続く

ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 1017
2015.06.25

5月30日(土)梅雨入り前の好天の下、今期2回目のスポルトファーシューレが終日に亘って、富士スピードウェイで開催されました。
会場はショートコースとそれに隣接する最も大きい駐車場のP2を使用してのドライビングスクール(スポルトファーシューレ)です。

昨日14時過ぎに羽田空港に到着し、夜は今話題の大涌谷からほど近い強羅のホテルに投宿し翌朝5時起床、
6時からP2でトレーニングのためのコースを設営するウォルフガング・カウフマンさんとトヨタ自動車裾野研究所の皆さん9名です。
朝5時のチェックアウトですから当然朝食は抜きですが、多分自宅から来られたトヨタの皆さんも同じでしょう。
早朝から夏のような強い日射しが照りつけ長い影を伸ばしています。

カウフマンさんが歩幅で計った位置にトヨタから助っ人で参加頂いた入社早々の今の季節の若葉のように輝いた社員がパイロンを抱え指示された位置に置いて行きます。

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二人のインストラクター、津々見校長先生とトヨタの小宮山さんが、設定されたコースを試走しています。
この広いP2は、たちまちにしてパイロンスラロームのトレーニング場に早変わりしました。
用意された120本以上のパイロンはカウフマンさんの指示で手際よく置かれカウフマンさんの指示に従って小宮山さんが試走を繰り返しパイロン位置の修正はカウフマンさん自らが行っていきます。

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確定したパイロンの位置は更にテープで目印がなされ、トレーニング中に車が接触しパイロンが飛んでも直ぐに元の位置に戻せるよう120本以上のパイロンの位置が確定するまでに要した時間は1時間でした。
ヨーロッパでクラシックカーを駆ってのレースで常勝のカウフマンさんがパイロンの間を縫うように930を自在に操り、コースの設定をしていきます。

8時からショートコースのブリービングルームでミーティングが開始されるのですが・・・


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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 1016
2015.06.24

諸事多忙でついついブログの掲載から遠のいてしまいましたが、一段落しましたので20日ぶりに再開をいたします。
今期最初のスポルトファーシューレ1から既に2ヶ月余が経ちました。
家から富士スピードウェイまでの東名高速道路はドライで、受付時間が始まる頃から視界が悪くなり、霧が霧雨に変わり、午前中の走行は完全なウェット路面で3周の慣熟走行からトレーニングが開始しました。

初めてサーキット走行に参加した964カレラ2がアンダーカバーの中に沢蟹の卵のように小石を抱え込んでピットに戻りましたが、これも何事もなくアンダーカバーを外し産卵ならぬ小石をピット一面に散乱し、その後方付けはトヨタの裾野研究所から応援に来て頂いた小宮山さんの先輩である名エンジニアの杉村さんがを担当してくれました。
何と豪華この上ないバックアップの布陣です。

戦いの済んで964カレラから使用したゼッケンを剥がすポルシェクラブ西東京のベテランポルシェ乗りと蟹玉のポルシェドライバーです。

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997GT3のタイヤ空気圧を調整するトヨタ裾野研究所から参加したベテランエンジニア谷口さんです。
やはり他の人がしないことを素早く処理するところなどが違います。
タイヤが冷え空気圧の低下する前に調整しています。
ポルシェ乗りは全員こうでなくてはの手本です・・・

そんな作業は既に終わった?と云わんばかりに、まずは肺一杯煙を詰め込むポルシェ乗りのおッ三方です。
剥がしたばかりのゼッケンを片手に何はともあれ辺りに煙をまき散らしています。

煙草のみには、この一服がたまらなく旨いのでしょう。
ポルシェクをサーキットで走らせる次に・・・

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日本在住のドイツ人、ロマンクレーガーさんがスポルトファーシューレ2の反省会で最前列の席にから、津々見校長先生に走行ラインについて質問しています。
このような積極的姿勢が引っ込み思案な日本人と大きく違うところです。
因みにこの後ドイツに出張だそうです。

今回のスポルトファーシューレ1の参加者はいつもの半数で、初めて参加したポルシェドライバーは津々見校長先生とマンツーマンの指導を心ゆくまで受講でき初参加者にとっては十分なゆとりを以てのスポルトファーシューレでした。

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次回に続く

ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 1015
2015.06.23

リアウィンドの左上から右下に黄色のストライブの入った964カレラの後方を追従する987と997GT3です。
このテープは後方から接近したポルシェ乗りが、初めての参加者ないし不慣れなドライバーの運転であることを認識し、周囲5m以内に接近しないための、いわばポルシェクラブ六本木独自の初心者マークです。
このテープを貼って走るのは誇り高きポルシェのドライバーとして、抵抗を感じる人が時として参加することがありますが、そんなことを全く気にする必要はありません。
ポルシェを購入し初めてサーキットを走るならば、誰しも一度は経験することでバックミラーで後方の確認やサイドミラーで左右の心配をせず前方だけに注意を集中していれば良いのです。
カーブへの進入は津々見校長先生に教えられた通りか、ブレーキのポイントはこの辺りかと自分のドライビングにのみ集中できるので初めてのサーキット走行でも、楽しみながらポルシェの挙動を覚えることができるからです。

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昼食後13時からフリー走行が再開されましたが、コースは完全なドライとなりました。
ヘアピンカーブから300Rに向けグングンと加速しながらの高速走行する初参加の964カレラです。

午前中のウェット時でスピンをした赤いボディーの跳ね馬です。
津々見校長先生の咄嗟の助言で事なきを得ましたが、正にこれがプロフェッショナルの素晴らしさで仕事です。
運転していた本人でなく車が冷や汗?が引くまでと云うような格好に見えます。

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レクチャーを受けるドライバーよりも津々見校長先生の表情がドライバーの心の内を表現していて、生徒に対する先生の思いやりが良く分かり解り、先生のお人柄が偲ばれます。

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次回に続く

ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 1014
2015.06.03

6月1日(月)、来日4日目を迎え真夏のような日射しが照りつけています。
1月15日(木)から4日間、佐久穂町で開催された第7回ポルシェウィンタートレーニングの3日目午後から4日目午前中にかけ悪天候のため氷上リンクの管理に支障を来し満足なトレーニングができませんでした。
そのリベンジとして、天候に影響されない5月30日(土)に富士スピードウェイのP2とショートコースを終日占有してスポルトファーシューレ2が開催されました。トレーニングが終了した当日は箱根に宿を取り、翌31日(日)夕方に東京に戻りました。

来日時の定宿である浅草ビューホテルの玄関に現れたウォルフガング・カウフマンさんです。
週明けの6月初日の国際通りは渋滞しています。
987をオープンにし、ひとときをも惜しむかのように撮影に専念しています

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2番目の来日目的の江戸伝統工芸手描提灯の店を訪ねました。
まずは店頭をカメラに収め店内に・・・
展示されている品は全て見本でお売りできません。
唯一、浅草三社祭用の提灯のみ販売するそうです。しかしこの提灯のみ手描ではなく印刷文字で手描に比べると味わい、趣の違いは素人でも分かります。

手描を注文すると仕上がりは6月30日だそうです。
何としても持ち帰りたいとの希望を叶えるため、写真中央に下半分だけ写っいている印刷文字の祭り提灯を買うことに決めました。

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それともう一つミニチュアの提灯を買いましたが、デザインが複雑な蝶の家紋を付けてもらいました。
土産の入った紙袋を手に両手に美女といきたいところですが、空いた左手側に若女将に並んで頂きご満悦でカメラに収まりました。

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やはり手描の提灯がお気に入りで、次に来日する機会を得るためにもてと希望しカウフマン家の家紋入りの手描提灯を特別に注文しました。
勿論漢字で書いた文字の上に家紋ならぬ紋章が手描で描かれるのですが、カウフマン家はどのような紋章かは今回開催されたスポルトファーシューレ2に参加された皆さんはおおよその見当が付くのではないでしょうか。

安政元年(1854年)創業の提灯専門店大嶋屋恩田六代目当主に纏型提灯に描いて頂く漢字と注文書を掲げ喜ぶカウフマンさんです。

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希望した全てが叶い満足のカウフマンさんです。
上野駅前から首都高で羽田空港に向かう途中で再会を約しました。
帰国して直ぐの週末からレース活動を再開する過密スケジュールの中、ポルシェクラブ六本木が主催するイベントにご協力頂きましたウォルフガング・カウフマンさんに心からお礼を申し上げます。

そして5月29日(金)午後の来日から6月1日(月)の帰国まで4日間、ボランティアで通訳とスポルトファーシューレ2のスケジュールの調整を完璧に消化頂いた濱田さんに心より感謝を申し上げます。

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次回に続く