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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 873
2014.03.31

事務局長小口典久さんの司会で御柱の曳行順序で解説が行われ、その都度4名の木遣りの名手の澄んで透き通った木遣り唄を聞かせて頂きました。
今日出演されている皆さんの動画がポルシェクラブ六本木のホームページにアップされていますのでご覧下さい。
諏訪大社下社最大の難所、木落し坂で唄われる木遣りです。
「ここは木落し お願いだ」「皆様ご無事で お願いだ」「これはさんのうえ」のかけ声で4名の木遣り師が御幣(おんべ)をかざします。
バックのスクリーンには2010年開催の御柱祭の模様が写し出され客席の来館者は祭りに参加しているような雰囲気になります。

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佐久穂町の人口は約11,500人ですが、全国の地方都市同様に人口は減少、高齢化傾向だそうです。
当初演奏会の対象者は小、中学校の生徒と両親、そして祖父母がお孫さんに同行して来館頂けるのではと企画しました。
ポスターを2種類作成し協賛頂いた企業と小中学校5校に掲示と来館のお願いに伺いました。
ある小学校の校長先生は「えぇ、本物の木遣りが来るんですか」それは素晴らしいと大変喜んで頂きました。
より沢山の方に来て頂くためポスターだけでなく1月16日(木)の朝刊に折り込み広告1万枚を臼田、佐久、八千穂、小海町、南相木まで配布し来館を期しました。
佐久穂町公民館の担当者の後日談ですが、音楽会は良く開催されるそうです。館内に掲示したポスターの色彩とデザインが「おゃ」と思わせ来館者からの問い合わせが結構あったそうで、木遣り師、演奏家、ドイツ人ドライバーの組み合わせにポスターを掲載した当初は違和感すら感じたそうです。
ふたを開けたら沢山の来館者で、こういう組み合わせもあるのかと逆に勉強させられたと嬉しい感想を頂きました。

それでは皆さん私達が木遣りを唄い節の終わりに「こぉれは さんのうぇ」と言ったら全員両手と挙げ「ヨイサァ」「ヨイサァ」「ヨイサァ」とかけ声を掛けて下さい。と「御柱祭」の雰囲気作りの説明がありました。

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信濃國一之宮諏訪大社下社「式年造営御柱大祭」木遣り唄伝承保存会 会長小松直人さんの木遣り唄に続き会場の全員が、老いも若きも一斉に「ヨイサァ」「ヨイサァ」「ヨイサァ」の大合唱で後半を迎えました。
御幣を高く掲げ曳行の安全を願い人々が勇気と力だ出せるように唄い、木遣り唄で人々の心が一つになり、御柱が動くのです。
「心をひとつに お願いだ」「協力一致でお願いだ」と唄われ、その都度会場は「ヨイサァ」「ヨイサァ」「ヨイサァ」のかけ声でもろ手を挙げ盛り上がりを見せました。

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次回に続く

ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 872
2014.03.26

ポルシェクラブ六本木の初めての試みの演奏会 “和と洋の伝統に親しむ夕べ” 木遣り・クラシック音楽コンサートの開演時間18時となりました。
照明に照らし出された活火山浅間山の緞帳は版画家の宮田三郎の作品で1924年旧北安曇郡美麻村に生まれ昨年亡くなしましたが、自然美の風景作品を多く残しています。

氷上トレーニングを初めてから5年間続けられたことの地元への感謝とお礼の挨拶、そしてプログラムの概要説明に続き、諏訪大社下社式年造営御柱大祭になくてはならない木遣り唄の由来を総合司会の加藤副会長が担当しました。
私達が住んでおります信州諏訪は、全国津々浦々のお諏訪さま、諏訪神社1万社の総本社として、崇敬されております「諏訪神社」がございます。
「諏訪大社」は、諏訪湖を中心に南と北に向かい合うように上社と下社があり、上社には「たけみなかたのかみ」を下社には「やさかとめのかみ」をお祀りしてしております。
諏訪市の本宮・茅野市の前宮を上社、下諏訪町の秋宮と春宮を下社と言いこの四つのお宮を総称して「信濃之国一宮 諏訪大社」と言われております。
この「諏訪大社」の数ある祭礼の中で、伝統と規模の大きさで知られている祭りが「御柱祭」です。正式には「式年造営御柱大祭」と申します。
「御柱祭」は、申と寅の歳にあたる七年ごとに行われる祭礼で、今からおよそ1,200年前の桓武天皇の時代が起源と伝えられています。
山奥にある樹齢120年、長さ18m、直径1m、重さ10トンの樅の大木を切り倒し、数千人の人々により、山から里へ人力のみで曳き出し四つの社の四隅にそれぞれ4本ずつ計16本の御柱を建てるお祭りです。・・・

ウィンタートレーニング
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ぶっつけ本番ながら名司会です。
観客席のほとんどが初めて聞く木遣り唄に館内は深閑とした杉木立の神前のような静寂の中、緞帳が静かに上がると下諏訪町木遣り保存会の重鎮、木遣り唄の名手4名が御幣(おんべ)を手に舞台両脇に立ちスポットライトに浮かび上がりました。
背景には諏訪大社下社の社殿が写されています。
事務局長小口典久さんの解説と透き通る木遣り唄の第一声が観客席の最も遠い最上段まで美しく力強く響き渡りました。
いよいよ伝承保存の木遣りが始まりました。

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諏訪地方六市町村21万人の氏子がこぞって参加する御柱の曳行綱は200mに及び木遣りが御柱を曳くための合図となり大勢の氏子が心をひとつにし、御柱を動かすため、天まで突き抜け遠くまで届く独特の澄んだ声で唄い最後に「お願いだ」が入る。と解説がありました。
「山の神様 お願いだ」「力を合わせて お願いだ」「心を合わせて お願いだ」

御柱曳行開始前、神主が祝詞を上げるような独特の節回しで山の神様をお迎えする際に唄う木遣りを副会長の古田和人さんが朗々と唄われました。
“ヤアーレエー 奥山の大木 里に下りて神となる ヨーイサ”
澄んで丸みのある声が会場一杯に響き渡りました。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 871
2014.03.25

1月18日(土) “和と洋の伝統に親しむ夕べ” 木遣り・クラシック音楽コンサート開演50分前のステージです。
舞台左、佐久穂町役場観光係の皆さん3名が照明、音響の指導で手伝いに来てくれました。中央はクラシックギターの上垣内(カミガイチ)寿光さんとクライネットの橋本 眞介さんで、右に諏訪大社下社式年造営御柱大祭 下諏訪町木遣り保存会の会長小松 直人さん、事務局長小口 典久さん、会計宮坂 明宏さん、副会長古田 和人さん4名の木遣り唄の名手がそれぞれ本番直前の打ち合わせ中です。

今回の公演で全面的にご協力い頂きました佐久穂町役場、産業振興課 観光係の皆さんと、開催会場茂来館で打ち合わせの度に助言を頂きました小須戸さんに厚くお礼を申し上げます。
ぶっつけ本番でピアノを担当される佐久穂町役場税務課 須田さんが加わり、コンサートの最後に行われる全員参加の大合唱の伴奏曲練習風景です。
クライネットの橋本さんのリクエストで節回しの依頼に応えています。

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須田さんと音合わせをする橋本さんです。
楽譜と歌詞は木遣り保存会の古田さんに提供頂き、二人の演奏家には練習の直前に渡しましたが、音合わせは10分程で終了しました。
受付を開始して間もなく地元テレビ局も来館し、木遣り保存会の控室で名刺交換と取材が行われています。
早めに来館された皆さんは、この間に受付を済ませ着席頂きました。

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心配した夕方からの降雪もなく一日穏やかな好天が続き、更に運良く日没後も極端に気温は低下しなかったので、まずまずの出足にひと安心です。
江原さんがドイツから持参したキャンディーやチョコレートを全員参加の大合唱前に喉が潤うようにお渡ししました。
合唱の要請に笑顔で応えて頂くことができ、ひとつひとつ課題が解消していきます。

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最後の心配事は来館者数だけとなりました。
受付開始直後の観客席です。
蛍光シールの付いたウィンドブレーカーは氷上トレーニング参加者のポルシェ乗りです。
日頃の仕事と3日目を迎えたアクセル、ハンドル操作に疲れ既に居眠りをする参加者も見えます。
先発隊の昼食を含む今日までの4日間お世話頂いたハーモナイズのご家族5名全員の姿が観客席に見えます。

開演直前の受付です。
この調子だと何とか席を埋めることができそうです。
最後の人頼みが解決したなら、協賛頂いた地元企業にも顔向けができそうです。
演奏会が始まったらポルシェクラブの会員と同伴者だけだったら洒落にもなりませんし、吹雪にでもなったなら確実に来館者は減少しますから、ひたすら今日一日好天が続くことを願っていました。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 870
2014.03.24

長野県南佐久郡佐久穂町八千穂レイクで開催されているポルシェウィンタートレーニング3日目は通常より1時間早い16時に終了しました。
最も参加者が多い今日は例年だとキャンドルトレーニングが開催されるのですが、今年で6回目を迎えた今回は志向を変えました。

全員が集合し今日の氷上トレーニング最後のブリーフィングが行われました。
挨拶をするティモ・クルックさんとニコ・カストラップさんです。
昨日のブログに書いたニコさんのグリーンの瞳が気懸かりで、それらしき証拠の写真を掲載しましたが、ご覧になりいかがでしょうか。
目を凝らすとそうでもあり、額のサングラスに幻惑されているようでもあり・・・

いつもと違うこの後のスケジュールに皆さん真剣に耳を傾けています。
最近のポルシェ997以降はナビが装着されていますが、装備されていない車も多いので車列の中間に必ずナビ装着車が入るようにして、目的地に移動する配慮をしました。
17時に到着厳守です。
個性の強い個の集合体も新たな挑戦には聞き漏らさぬ姿勢と規律が保たれ、この姿はとても美しいです。

ウィンタートレーニング
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ポルシェクラブ六本木主催のウィンタートレーニングも八千穂レイクでの開催は5回を数えるまでになりましたが、ここまでたどり着けたのは一重に地元の皆様のご理解とご協力の賜です。
第1回目は女神湖で開催されましたが、氷質の問題で2回目は大町市に特設雪上リンクを作り開催準備は全て整いましたが、開催5日前に雨が降り現地を視察し無理と判断、急遽八千穂レイク氷上の事務局の市川 泰さんに電話で面会を申込みました。
この年2010年は市川さんが管理運営することになった初年度で使用日程も規定も確立していなかったため、スーパーの休憩コーナーで寒さに耐え4時間粘る交渉の末、大町市の開催期日と同一日で契約することができました。
既にドイツからウォルフガング・カウフマンさんを招聘し、参加者は休暇を取っていますから、土壇場での中止の通知は間に合わず、まさに薄氷の氷上イベント開催でした。
そのうえ開催日、前日に雨が降りリンクはくるぶしまで水浸しとなり、次々と難題が降り注ぎます。
一晩で広大な氷上リンク上の雨水を凍結させるのは不可能でまさに神頼みでした。
追い詰められれば、過去の経験が蘇り知恵は浮かぶものです。

翌日は何もなかったかのように開催に漕ぎ着けましたが、開催までの5日間は奇跡に近い出来事ばかりでした。

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5年に亘りご協力を頂いた佐久穂町の皆様に少しでもお返しできることはないか理事会で検討した結果 “和と洋の伝統に親しむ夕べ” と題した音楽会を地元企業のご協力を頂き開催し、佐久穂町ならず周辺の皆様をお招きすることにしました。

出演いただく演奏家お二人が昼食時間に小海線八千穂駅に到着予定でしたから出迎えました。
食事がテーブルに並ぶ間にクラシックギター演奏家、上垣内 寿光(カミガイチ トシミツ)さんが何やら興味をそそるようなことをしています。
爪が割れることがあり、そんなときに人口爪を接着剤を用いて作るそうで、練習は毎日8時間だそうです。
15時リハーサルが開始された佐久穂町生涯学習館「花の郷・茂来館」メリアホールの舞台です。
クライネット奏者の橋本眞介さんと共演です。

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舞台下では諏訪大社下社式年造営御柱祭 木遣保存会の皆さんの準備も同時に始まり一気に緊張が高まりました。
世界を舞台にそして全国で演奏、出演をされる皆様をお呼びして、観客はポルシェクラブの参加者と同伴者だけだったならどうしようか。
280余の観客席が埋まらなかったならと新たな心配が始まり、緊張を更に増幅させたのは云うまでもありません。
無駄な心配とは無縁にリハーサルは最終段階を迎え緞帳が下ろされました。
17時30分から受付開始で18時開演の1時間前です。
木遣保存会の皆さんはリハーサルなしで3名は既に半被なしの木遣装束です。出演中、解説を担当する木遣の小口さんのみ黒の半被を纏い最後の打ち合わせに入りました。

総合司会は副会長の加藤教幸さんが担当に決まり、ポルシェクラブ六本木が新たな試みに挑戦する気構えも整いました。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 869
2014.03.23

2014年ポルシェウィンタートレーニング3日目午前中の天候です。
今日は何が何でもこの好天が20時まで続くことを祈る気持ちで迎えました。
穏やかな冬の高原、限りなく澄み切った青空、大自然の山懐に抱かれた氷上リンク、安らかな気持ちで20時まで好天が続くことを願うだけの平和なひとときです。

ハーモナイズはオーナーの心遣いで13時過ぎから貸し切りにして頂き、氷上トレーニング参加者全員が初めて一堂に会し昼食をとることができました。

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余郷さんのご家族も加わり、他のお客様がいないのでレストラン内は大変な賑わいですが、三人の笑顔が何よりも最高に贅沢なご馳走です。
テーブルは着席順にできたてのグリーンカレーが運ばれ、サラダ、コーヒーが添えてあります。

毎年参加の地元の会員と若いポルシェ整備士は何を話しているのでしょうか。
このイベントで使用する冬用タイヤの保管を依頼するちゃっかり会員にも、おおらかに対応していました。
イベント開催日前日に1年間預かったタイヤを何セットも軽トラックで運び込んでくれる働き者のポルシェ乗りで特殊技術を持つ優良企業の社長ですから、頭が下がります。

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今回のイベントで通訳をお願いした江原さんのお父さんはイベントの赤字縮小に協力するため参加を願い出てくれました。
エンジニアとしての第一線は退かれ、今は趣味の山行を楽しまれれいるそうですが、お嬢さんが清里に住まわれ佐久には良く来られているそうです。
緻密で学研肌のジグフリード・シャラーさんは、いつものように何やら記録を付けています。
対面のポルシェ乗りは右手前の小宮山さんの友人で愛知県から参加され氷上イベント直前にポルシェクラブ六本木に入会されました。

左側二人は会員で手前の島田さんは毎月第一土曜日に開催されるポルシェクラブ六本木の理事会に出席頂いています。
真面目で温厚なエンジニアです。
富士スピードウェイで開催されるスポルトファーシューレは希少車964カップカーを使用していますが、昨年11月のフォトハンティングラリーと今回はマセラッティ ギブリ カップで参加しています。
もう一人の会員は全てに迅速に対応し、人一倍の努力家ですから、上達の速度がずば抜けています。
コントロールが最も難しい964を既に手なずけ楽しんでいます。
右窓際の席のポルシェ乗りは964を新車で購入し20年、スポーツカーはポルシェ一筋ですがモータースポーツイベントは今回が初参加で上達を楽しみに参加頂きました。
楽しくなかったなら参加費はお返ししますとの口上で呼び込んでいますから、呼び込み側の責任は重大です。
お隣は左対面の島田さんの友人です。
BMWで参加されていますが、島田さんの親友で既に充分楽しんでいるようですから返金の心配はありません。

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左側は、いつかポルシェの参加者です。
その前に仕事で使うベンツを消費税が上がる前にと説得し購入しました。
認定の柔道整復師で老体が不調時いつも助けて頂いているご縁で参加を呼びかけたところ、4日間休業し参加されました。
説得の口上は、関西から北陸まで車で移動することが多いので国産車に比べ格段に疲れが少なく、万一の時の安全性を考慮すべきで始まり、今冬のように雪の多い年は更に運転の安全を考え氷上トレーニングに参加し危険回避を体感で会得すべきとの理由が説得口上です。
右の方は既に会員で昨年12月の富士スピードウェイ レーシングコースで開催されたスポルトファーシューレ6が初参加で、当然氷上トレーニングも同様です。黄色のボクスターを既に自在にコントロールし楽しんでいます。
老体のコントロールが利かなくなった時、お世話をする会社を経営していますから、特に親しくさせて頂いています。

こちらのテーブルは既にご紹介済みで顔なじみのメンバーですが、奥の席に座るポルシェ乗りは内科医です。
ポルシェのメンテナンスはムラタチューンで間に合いますが、老体のメンテナンスは今日ご紹介した先生方にお世話になれますから、健康で心安らかに平和の日々を過ごすことが保証されました。

その先の設計については、今回のイベントに欠席のためご紹介できませんでした。

いずれにしても今日ご紹介した皆さんのご協力で4日間のイベントが成立していることだけは確かです。

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次回に続く