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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 978
2015.02.28

ポルシェウィンタートレーニング2日目はフレンチレストラン ハーモナイズで遅い昼食をすませた後、八千穂レイクに戻ったポルシェ乗りの皆さんは早速午後のトレーニングに向けスタートの準備を調えました。
何と穏やかな天候でしょう。
午後を迎えても雲一つない冬晴れの空は明日も晴天を約束してくれているようです。
津々見校長先生の愛用車ゼッケン30は暖かい午後の日差しに誘われオープンにしています。

外周コースを時計と逆回りで最終コーナーを立ち上がり、ドリフト状態のまま第1コーナーを目がけ華麗な走りを見せる参加2回目のボクスターですが、やはりオープンのまま自在にドリフトを楽しんでいます。
仕事と時間が許すならもう1日走り続けたいのが本音でしょう。
これだけ走れたら面白くて面白くて休む時間も惜しい心境のはずです。

ウィンタートレーニングウィンタートレーニング




昨日は雪で荒れた天候でしたから氷上リンクへの来場者はいませんでしたが、今日は春を思わせる暖かな陽気に誘われ町から会場に訪ねる町民のかたがぼつぼつありました。
今回もポルシェウィンタートレーニングの開催準備で佐久穂町を5回訪ねましたが、全て東京から日帰りのタイトなスケジュールでしたから、昼食を兼ねた夕食は帰京間際にハーモナイズで済ませることが多く、店に伺うと良くカウンターで生ビールを飲まれているお客様とお知り合いになり、どちらからともなく声を掛けるようになりました。
そんなことがあって今日はわざわざ会場を訪ねて下さいました。

ウォルフガング・カウフマン特任校長と今回開催のポスターでデビューした小宮山 泰央さんがハンドルを握る究極のドリフトカーのパッセンジャーシートに身を委ね、にこやかにビールのジョッキーを握るように親指を立てポーズとって頂きました。

ウィンタートレーニングウィンタートレーニング




ご主人と同行された奥様はジグフリート・シャラーさんのパッセンジャーシートに乗って頂きました。
同乗体験談をお聞きすることができなかったのは、返す返す残念ですが、4月19日(日)には佐久穂町にお伺いする予定があり、その時にハーモナイズで共に生ビールのジョッキーを傾けながら、感想をお聞きしようと思います。

好天の下2日目を向かえ少し走り疲れたのでしょうか。休憩グループのサークルができましたので気持ちを引き締める意味も兼ね集まった全員でいつもの雄叫びで再スタートに向け弾みを付けました。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 977
2015.02.27

八千穂レイクで開催中のウィンタートレーニング2日目、午前中の氷上トレーニングの模様です。
昨日のブログに4日間の開催期間は長いのではと云う意見について、少しふれましたが1日経過し2日目前半はまだ完全なグリップ走行で、どうすればドリフト状態に持ち込めるか手探り状態の993と964です。
いわば2日目午前中はドリフトの切っ掛けをつかむために苦戦を強いられている時期です。

3枚の組み写真のうち上2枚は初めての参加者で4日以上参加している経験者との違いを同じ最終コーナーで比較しましたが、ドリフトを確立した経験者のドライビングテクニックとの差は歴然としてます。
自在にドリフト状態を作れずウィンタートレーニングの4日間を終わってしまうポルシェ乗りが、2開催で1人位でてしまうのは大変残念なことですが、これが現実と云ってしまえばそれまでで、運営側の責任であるのも事実です。

ウィンタートレーニング期間が4日間設定されている理由は、連続して乗り続け、ドリフトの切っ掛けが何とか体感から掴めるようになるのが3日目で最終日4日目の後半でドリフトを確立するというパターンが初めて参加したポルシェ乗りの大半以上と云う現実です。

4日間の開催期間でRRのポルシェを思うようにドリフト状態に持ち込めなかったポルシェ乗りは、その後、参加を勧めても来なくなるのも現実です。
それらのポルシェ乗りに対しての対応には二つの方法が考えられます。

次回2016年開催の第8回ポルシェウィンタートレーニングではその方法を導入し、いわゆる落ちこぼれ対策を実施します。

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急激に変化するセミトレーリングアームサスペンションの964の挙動を完全に押さえ込み美しいラインでドリフトしながら通過していきます。
見ていてもほれぼれする完成された美しさです。

面白い実例として、構えたカメラに向かってくるドライバーの心理には共通点が観られます。
それは華麗なドリフト状態をカメラに収めてほしいと云う心理から、ついアクセルとハンドル操作を誤ってコントロール不能に陥りスタックしてしまう車両が多いことで、ひど例を挙げるとカメラに向かってそのまま突入してくることです。

正午12時近くにコーヒー、緑茶、紅茶とサンドイッチがいつも昼食でお世話になるフレンチレストラン ハーモナイズから届きました。
昼食まで後、2時間晴天、無風の小春日和の下では野外のコーヒータイムが最適で飲み物とサンドイッチが用意されたワゴン車にトレーニングを中断し、自然と集まってきました。
この後、まだ8時間トレーニングが続きます。

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昼食は14時からハーモナイズで始まりました。
今日のメニューは全員ハンバーグでコーヒータイムの後にも関わらず皆さん食欲旺盛です。

食事が終わった人は全員別室のテーブルに広げられた今回開催のポスターにサインをしてもらいました。
トップは997のドライバーで今回は3回目の参加でこのポスターの写真の主人公です。

第7回ポルシェウィンタートレーニング参加者全員から、このポスターにサインをして頂き記念とします。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 976
2015.02.26

昨年開催したポルシェウィンタートレーニングは4日間好天に恵まれ、氷上リンクを作るのに最適な積雪で過去6回開催された氷上トレーニングで最高のコンディションの下で開催ができました。
昨夜までの荒れた天候は一転し、今日は日の出と共に雲ひとつない冬晴れです。コース幅も充分確保されたリンクでは、ブリーフィングの後、直ちに15分間の慣熟走行に移りました。
リンクの下見を兼ねた走行のはずが、1周目から直線コース上では既にドリフト走行を楽しんでいます。

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ウォルフガング・カウフマン特任校長の指示に従って氷上走行の経験者と初心者の2グループに分け30分毎、交互のトレーニングに移りました。
今日の八千穂レイクは最適な積雪量で大きくスタックした場合は、真綿のような新雪がボディー全体をを包み込むようにストッパーがかかり、車は当然無傷のまま新雪に捕まってしまい単独で脱出することはできません。
しかし、カウンターを当てたままアクセルを吹かすとスタックすることなく脱出ができますが、その違いは今までどれだけ氷上トレーニングに時間をかけてきたかの経験の差として結果に現れます。


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ニュルブルクリンク ノルドシュライフェ マイスターのジグフリード・シャラーさんが外周の直線コースからドリフト状態のまま最終コーナーに入って来ました。氷上トレーニングでこの走りの醍醐味を体感したなら、ノルドシュライフェ 同様虜になってしまうのは誰しも同じです。

一部の人の意見として、4日間の氷上トレーニングは長すぎると云う人もいますが、それは大きな間違いであると個人的に思っています。
その理由は初めて氷上トレーニングに参加して、初日からドリフトができるようになるのはまず不可能と言っても過言ではありません。
まして氷上リンクにおいては、時間や天候、気温により氷面や雪面が常に変化するためタイヤのグリップに大きな違いが生じ、その変化はサーキットより格段に大きく急激なのもは氷上走行を経験しなら良く知っていることです。
氷上でRRのポルシェをコントロールし且つドリフト走行ができるようになるまでには、3日間を要します。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 975
2015.02.25

1月16日(金)8時過ぎの国道299号線、武州街道を十石峠方面から国道141号線に向かうなだらかな下り直線道路から眺めた雪景色です。
左に山が迫り、右の抜井川に沿ったこの辺り大日向地区は奇麗に除雪されていますが、日陰は凍結しています。
川を隔てた南側は、まばゆいばかりの銀世界が広がっています。
雲一つなく澄み切った空は水色をなし、山稜の灌木に積もった新雪が凛とした冬の景色を楽しませてくれ、凍てついた道路の轍を外し走ると新雪のきしむ音がキュキュと聞こえます。

昨日から降った適量の雪が丁度リンクの氷面を覆った状態となり、グリップを増し一夜にして様変わりしました。人工では作り得ない自然への畏敬と恩恵を享受することができる最良のコンディションとなったポルシェウィンタートレーニング2日目の会場風景です。

ウィンタートレーニングウィンタートレーニング




初日の昨日、コース作るため除雪した際に寄せた雪が新雪で水分を含んでいない上に積雪が少なく、幟の竿を深く挿すことができませんでした。
今朝はまず手始めに昨夜吹き荒れた風で飛散した幟を全員で立て直す作業から始めました。
それから二日目の氷上トレーニングのブリーフィングを開始しました。
ウォルフガング・カウフマン特任校長を中心にして円陣を組んだ参加者は同伴者を合わせ36名の大世帯です。
効率良い練習をするためスピーディーなハンドル操作をすることで、できる限りスタックをしないようにして、新雪に突き刺さってしまったならむやみにアクセルを吹かし単独で脱出を図らずドアを開け救助を待てと注意と説明がありました。

1,400mの標高を吹き抜ける八ヶ岳からの吹き下ろしで、八千穂レイク周辺の木々の枝に雪は残っていません。最初の写真、大日向地区と比較するとその違いが良く分かります。

ウィンタートレーニングウィンタートレーニング




朝から穏やかな天候の上、風がないので体を動かすと小春日和の日差しで汗ばむほどです。
ポルシェクラブ六本木が開催する氷上トレーニングが始まった2008年からインストラクターを務めるカウフマンさんです。去年は参加しませんでしたが今年また元気な姿を見せ、エネルギッシュに活動しています。
春のような今日の陽気の下で帽子も被らずスタート地点に向かって走って行きました。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 974
2015.02.24

ポルシェウィンタートレーニング初日の懇親会が五月雨開宴となったことは既に書きましたが、全員が席に着き乾杯の音頭の後、暫くして今晩の宿泊者30余名全員の自己紹介が始まりました。
最初に登壇したのは奥の席、演壇に向かって左回りのロマン・クライガーさん夫妻です。
仕事で日本とドイツの生活が半々、合間に海外出張をされる多忙人ですが、時間を調整し参加されました。ウィンタートレーニングは今回初めての参加でドイツに注文した冬タイヤが間に合わず、FRの国産車で参加いただきました。
昨年9月ニュルブルクリンクノルドシュライフェで8ヶ月ぶりに再会し、その時ウィンタートレーニングの話をしてあったのと知人のジグフリード・シャラーさんも参加されることを伝え超多忙のスケジュールを調整し実現しました。
自己紹介前半は日本語で「初めて参加してとても面白い」と感想を話され、途中から美しい奥さんの通訳で挨拶は続きました。
ウィンタートレーニングが終了して丁度1ヶ月後の先日、2015年度の活動計画がほぼ確定しました。
4月から始まる第1回目のスポルトファーシューレの富士レーニングコースに参加して頂けるように、今から日程の調整をお願いする手はずです。
因みに開催日は4月11日(土)、10月3日(土)とも11時から、1時間の休憩を挟んで、2時で開催されます。
12月の開催は現在スケジュールを調整中ですが、5月30日(土)にショートコースを1日開催いたします。

ジグフリード・シャラーさんはフランクフルトからアムステルダムを経由し、ほぼ24時間かけ一昨日の19時過ぎにホテルに到着しましたが、その理由は既に書きました。
長旅と時差の疲れも見せず、いつも笑顔を絶しませんが、このこと自体普通相当の忍耐を必要とし、誰でもが簡単にできることではありません。
そんなシャラーさんの人柄が伺えます。
無駄を省く徹底した合理性はドイツ人の典型で、そんなエピソードとして上手なお金の遣い方を教えて頂きましたので後日に書きます。

ウィンタートレーニング
ウィンタートレーニング





いつも陽気で明るい国立大学の精神科の先生です。
今回もご主人と二人で参加していますが、初めてのスポルトファーシューの参加は昨年開催された八千穂レイクのウィンタートレーニングです。
その時は997のマニアルミッションで参加前に首都高でマニアル操作の特訓をご主人に受けてからの参加しましたが、今年は雪道に馴れるために東京からゴルフを駆ってポルシェと2台で参加です。
積極的で明るい人柄が挨拶のポーズに現れています。

翌朝、ウィンタートレーニング二日目明け切らぬしじまの中、カメラを構え窓を開け放つと冷気と共に新雪が放つかすかな臭いがするような光景です。
昨夜22時まで12時間以上降り続いた雪の綿帽子を被ったままの車両と既に雪を払いのけ出発準備を調えた車両です。

ウィンタートレーニングウィンタートレーニング




息を吹きかけたら飛んでしまう水分を含まないパウダースノーですが、寒冷地で車に積もった雪の除去はなかなか面倒です。
駐車した時、雪が降っていると走行時の余熱でフロントガラスやボンネットに積もったあと一旦溶け、その後滴のまま凍結するからです。
表面の雪は払い除けてもフロントガラスで凍結したままの粒状の氷は除雪ブラシで擦っても、強風でデフロスターかけてもなかなか除去できません。
こんな場合一瞬で氷解するスプレーを用意しておくと、とても便利です。
寒冷地の御殿場から参加した人はこんな備えも万全でなるほどと、ただ感心するばかりです。

出発に備え忙しく食事をとる皆さんです。
勿論、ドイツから参加した3名も海苔に生卵、納豆とお新香、ともかく臭いが苦手な焼魚、全員同じ和食です。

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