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ポルシェ専門店.これが分ればポルシェパラノイア  1090
2017.08.26

翌朝8時にレオンベルクまで仮宅から西へ約30kmにあるゲンバラを訪ねました。
20数年ぶりの再訪でホームページで調べた住所で訪ね見つかりません。朝から雨でどうしようかと通りかかる車のドライバーに聞こうと思い待つこと暫し、雨合羽にザックを背負った自転車の中年男性が通りがかり、1本北側の通りに移転したと教えてくれました。

何とか約束の8時前に辿り着けました。インターホーンで来意を伝えたところ、聞いていない。営業マネージャーのトーマス・ショップは未だ出社していないので、待ってほしいと言われ応接室に通してもらい、ひとまず落ち着くことができました。暫くすると先ほど対応してくれた男性が、渋滞で20分程遅れると電話があったので待ってほしいと言われ、聞いていない。から一歩前進し、何とか落ち着いて待てる状態となり安心しました。
週明けの雨でシュッツトガルト周辺のアウトバーンは交通渋滞が激しいので時間に余裕を見て出発したので7時半には以前の所在に到着する事ができました。

3週間前にアポを取ったとき、ドイツ語の解る通訳を同行してほしいと要請があり、昨夕食事をご一緒にした金子さんの奥さんに午前中だけ通訳をお願いしました。

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トーマスさんは出社して、事務所に入らずそのまま応接室に現れ、遅れたお詫びと理由述べ、名刺交換と挨拶を交わした後「さあ、どうぞ」とファクトリー内に招じ入れてくれました。入室前に写真を撮って良いか聞いたら、「どうぞ」と気抜けするくらい簡単に了承してくれました。
L字型をしたファクトリーは大型の体育館ほどもあり等間隔のスペースを保ち最新のポルシェから928まで雑然とした中にあって、きちんと整理された状態で作業が進められていました。
素人目で見ると流れ作業の様にどの車種も一列に同一方向を向き、等間隔で並べられ、作業が行われていたなら「おう」と思ったかも知れませんが、ある一点を中心に放射状でしたから錯覚を覚えました。

えぇ、こんな形態になるまで市販車をバラバラにしてしまうのかと、再び驚きです。

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ここまで裸になると見事の言葉だけです。

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素人の説明は全く不要

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この車はどなたの注文なんでしょう。
直ぐ隣のブースには完成間近な車です。

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次回に続く



ポルシェ専門店.これが分ればポルシェパラノイア  1089
2017.08.22

ドイツに来て丁度一週間目です。
日本はゴールデンウィークの最中です。
5月2日(火)から4日(木)までのうち2日(火)は終日雨、3日(水)は11時頃から晴れ間も見え、雲間から陽も射しニュルブルクリンクノルドシュライフェでモータースポーツを楽しむ者にとっては最良のコンディションでした。4日(木)も前日と同じように11時頃から晴れ間も見えましたがドライビングスクールが終わる間際に一時的に霧雨が降り始めました。
ノルドシュライフェのトレーニングの初め2日間、2セクションまでが霧雨で完全なウェットでした。
初日樹間を走る6kmポスト、フォックスローヤは緩やかなS字の下りを駆け下るジェットコースターのようなコースで減速をするためアクセルを緩めすぎることはせず、ある程度の速度を保って走り抜ける必要があり、初心者にとってなかなか度胸がいるセクションです。
トレーニング期間の前半、3日(水)と4日(木)の午前中は、ノルドシュライフェが、正にグリーンヘルの名称にふさわしいコンディションでしたから、当然慎重な運転操作は不可欠でした。
現在では死語?のかまどでご飯を炊いていた頃の諺のようで初めちょろちょろ中ぱっぱ・・・・云々の表現が、こんな天候時のノルドシュライフェでは似合いです。
4日間開催のスクーデリアハンセアートの初日はニュルブルクリンクグランプリコースの南西のテクニカルコースで初心者のトレーニングが午前中から午後に掛け3時間行われました。今まで初日はツーリスト走行と併用で終日走行が可能でしたが、今回それはなく、変わりにトレーニング終了後19時30分迄スクーデリアハンセアートの占有走行が設けられました。

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昨日はニュルブルクリンクからの移動日でしたから、今日はシュツットガルト滞在初日の5月7日(日)です。
午前中はポルシェミュージアム見学で費し、午後ジグフリード・シャラーさんのポルシェミュージアム?大人のおもちゃ箱を見学後、シャラーさんの運転でシュッツトガルト市内の日本食レストラン東京ダイニングを訪ねました。

在独中にいつもお世話になるシャラーさんご夫妻と金子さんのご家族をお呼びしての食事会を19時から開催いたしました。
金子さんは先ほどシャラーさん宅でドイツ語の通訳をして頂きましたが父兄懇談会のため一旦学校に戻り、終わらせてから来店したので40分ほど遅れて到着しました。

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丁度一週間ぶりの日本食のフルコース、ビールもアサヒで何故ドイツに来てまでと思わず苦笑いです。
味噌汁がこれまた格別旨いんです。
毎日ラ・ランテルナでイタリアン料理を満喫し、かつ裏メニューでチャーハンや焼きそばを作ってもらっても翌朝は味噌汁と沢庵漬けでシャキッとするような毎日ですから、訪独時はいつもこれらは欠かせません。
スーツケースの一角は日本の食材が占めることになります。

訪独した仲間と金子さん親子の男だけで記念写真に収まりました。
ポルシェに乗り始め今日で丁度37年目です。

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次回に続く

ポルシェ専門店.これが分ればポルシェパラノイア  1088
2017.08.16

シュッツトガルトの仮宅に滞在中は一泊朝食の食材費込みで一人当り約5,000円となりました。
食事は食べたい時に各自が自儘に作るのですが、食材が入っている段ボール箱とそこから既に移した冷蔵庫をのぞき込んで、さぁ何を作るのかを考えて作るのは、日頃慣れていないので意外と苦手なことが解り女房殿の有難味が解る旅でもありました。

してみるとニュルブルクリンクでいつもお世話になっているイタリアンレストラン、ラ・ランテルナでいかに特別待遇されているかと改めて感謝せずにはいられません。
朝食はホテルで、夕食は日本食?のチャーハンや焼きそばの他、海鮮野菜サラダ、肉料理までを数種類作ってもらいビールやワインを各自ほどほどに、そして人によってはそれ以上に飲み、ホテル代も入れて一人当り8,843円は破格の値段です。
この値は感嘆と感謝の何ものでもありません。
いや、田舎だからと思われる人がいるかも知れませんが、都市部と田舎の違いはニュルブルクリンクにおいて、この時期無関係と思われるからです。
5月は木々も芽吹き天気も安定し始め、ノルドシュライフェはニュルブルクリンク24時間レースも間近に迫りシーズンの真っ只中で世界中から、モータースポーツの聖地を訪ねる人達が押しかけて来てくる季節だからです。

山田さんがポルシェミュージアムに行く時、アウトバーンでなく一般道でスピード違反をした日、5月7日(日)の15時にニュルブルクリンクで8年前に知り合ったジグフリード・シャラーさんのガレージを訪ねました。
車庫の片隅に今回のニュルブルクリンクは、このポルシェで走りたいと思った車種を載せ毎週のように通っていたローダーが駐めてありましたが、今は中休みの時期なのでしょうか。海外旅行を楽しんでいるようです。
お訪ねしたガレージの敷地も仮宅と同様になだらかな階段状の地形でした。
オレンジ色の壁の一角にナンバー入力とシリンダーキーで施錠した扉があり、そこから室内に招かれました。

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おゃ、昨日フランクフルト空港で別れた加藤さんと見まごうシャツと体型の男性がいました。
2年ぶりに再会のピアニスト金子賢治さんです。
我々が最後に到着したことで、今日午後前半に集合するメンバーは全員が集まりました。
金子さんはシャラーさんご夫妻との通訳をするため、10kmほど南から、わざわざ駆けつけて来てくれました。
全員が揃ったところでシャンパンで乾杯です。
積もる話は一杯あるが後で食事をしながらゆっくり話そうと言うことになりましたが、その理由は金子さんが勤務しているシュッツトガルト市内の音楽学校の父兄懇談会が17時から開かれるのでと言うことでした。そして食事会は少し遅刻すると言われました。

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この先はポルシェを介して知り合った仲間で共通の車用語で何とかなるから、早く学校に行ってほしいと言いましたが、父兄懇談会が始まるギリギリまで付き合って飛んで行きました。スピード違反にならないよう伝えるのを忘れました。

厳重に施錠された大人のおもちゃ箱の大きさは600㎡以上ある広いスペースで、片側半分に各年代の名車が3台ずつ2列に並べられていました。73年のカレラSと993GT2、そして964ターボ3.6と964RSM003、水冷の996RSGT3が2台の合計6台です。西側半分のスペースには懐かしい944CUPと930カレラ、964カレラが並んでいます。

日本と違いドイツは湿度が少ないこともあり、全車月に1回10kmほど可能な限り高速で走っているそうです。
ここまでこだわり保管され愛されているポルシェは羨ましいです。

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次回に続く

ポルシェ専門店.これが分ればポルシェパラノイア  1087
2017.08.14

ニュルブルクリンクからの帰路、空港を通過しフランクフルト市内で昼食を済ませた後、約8km引き返し加藤さんをフランクフルト空港で見送りました。
ワンボックスの後部ドアーを開けた情況はご覧のように天井まで隙間なく一杯の荷物です。
加藤さんが降りたことで後部座席は空間が確保され、自然と首や肩の柔軟体操をして、心身ともリラックスしてしまいました。
空港で調達したレンタカーは訪独前に日本から申し込み、当初フォードのS-MAXという車種でしたが、人数と荷物を見たカウンターの受付嬢?が気を利かせワンサイズアップしてくれたので5人が乗車し、なおスーツケース7個を載せ移動することができました。
しかし、レンタル料は保険込みで471ユーロから4割以上アップし11日間で1,110ユーロとなりましたので、受付嬢?はなかなかのやり手なのかも知れません。
ともかく移動の利便性等、全てを考慮した場合アップしてもお釣りが来た感じで双方がハッピーでした。
次回は、もうひとランクアップした方が更に快適な移動が可能となるでしょう。
荷物に埋もれ狭い空間ながらドイツ国内、約1,100kmのアウトバーンの旅で、一度もハンドルを握ることなく過ごせたのは最高のメリットです。

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お世話になりました。
さあ、どうぞ。
4人に見送られフランクフルト市内で買い求めた土産を手に加藤会長は第1ターミナルの人混みに紛れ見えなくなりました。
4時間後のフライトですが、昨日の予定では15時迄にシュッツトガルトに到着予定でした。
しかし市内で日本食を食べたり、免税店で買い物をしたので結局到着は予定より4時間遅れとなりました。

フランクフルト空港から南東に200km余を移動、シュッツトガルト中央駅から東に10分程の和食レストラン東京ダイニングの口開け早々、再び夕食のテーブルに着きました。待つ間もなく後方のテーブルは他のお客様で混みはじめました。
道路に面し中央に入口があるL字型をした店舗で、入口正面は寿司カウンター、その奥は厨房です。
店内は道路に沿った右側が日本的な内装で入口直ぐ左、寿司カウンターの正面に6人掛けのテーブルがあり、壁を隔てた更に左側は奥に長くその奥はテラスで夏のこのは時期は特等席でしょう。

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週末で店内は混みだし来店者を断り始めました。
昨日までのドライビングスクールに加え、パンパンに詰め込まれた車での400km以上の移動で全員疲れ気味なので、これを機に確保した民泊先に移動することにしました。

シュッツトガルト市内から更に東に約20km余、信号は東京ダイニングを出て直ぐの1箇所のみで到着は19時30分前後を予定していると伝えました。
老夫妻のオーナーが閑静な住宅街の家の前に出て待っていてくれました。お借りするお礼の挨拶をすると鍵を渡してくれ、手土産を車から荷を下ろしている間に、こことは別の自宅に戻られました。
3人で3往復して、丘の上の駐車場から20段ほど石段を下った玄関までひと汗かき荷を運び込みました。

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家屋は東京ダイニングと同様にL字型をして玄関を入ってT字型の廊下のすぐ右がトイレで正面に洗面所とバスルーム、右はキチンで、左は45㎡位のリビング、更にその奥に15㎡のベットルームが二部屋の間取りでご覧の様にシンプルなデザインです。
ここが還暦間近と、とうに過ぎた男3名のねぐらです。

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お借りした瀟洒な住宅は小高い丘の上から市街地を見下ろす閑静な住宅街にあり、野外パーティーができる炉を組んだ庭がこの宅地の更に下段まで続き1,000㎡程もある立派な敷地です。周辺は木々の緑に囲まれ、あまり手入れはされていないと思われる花壇はお年寄り夫妻の手が回らないのでしょうか。

5月6日(土)から10日(水)までの4泊お世話になりました。
台所は調理器具全て、包丁、皿、カップ、ナイフ、フォーク、サランラップからキッチンペーパ、洗剤まで揃っています。
ベットルームのそれぞれのベットの上には3人分のタオル類が揃えてあり、洗面所には洗濯機、洗剤、浴室はバスタブ付で借り手の我々が風呂好きなのを知っていたかのようです。

5日間の素泊まり?料金は幾らだと思いますか。
370ユーロ、48,750円で一人当り一泊約4,000円です。
5食分の朝食の食材はシュッツトガルト市内に向う途中の業務向けの超弩級のスーパーでパン、ジャム、バター、肉類、野菜、牛乳諸々を段ボールで2個分買い求めました。
値段は110,89ユーロ、日本円で13,905円で一人1食当り927円です。東京に比べ食品、特に肉類は破格の安さです。
東京ダイニングに向う途次「ここにネズミ取りがあるから120km以下で走らないと駄目よ」とアルガイアーさん注意を受けました。

シュッツトガルト滞在中、一泊朝食付一人当り約5,000円となります。いつものことですが旅行中の諸費用は人数均等割で計算し後日精算となります。

訪独前仕事が間に合わずシュッツトガルト滞在中の二日間留守番?がてら仕事をしている間、他の二人はポルシェミュージアム等の見学に出かけていましたが、空いた道路を140km?位で走行中、ピカッと光り記念撮影をされたようです。
ハンドルを握っていた山田さんが仮宅に帰ってきて「罰金来るのかなぁ」と聞かれ、しっかり来ますよ。と答えました。
旅行中の諸費用は参加者の均等割ですが、今回の訪独は6月で既に精算済ですから、この場合どうなるんでしょう。
一緒に出かけず留守番をしていて良かったとしか言いようがありません。

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ポルシェ専門店.これが分ればポルシェパラノイア  1086
2017.08.12

昼食はフランクフルト市内の日本食レストランで採ることになりました。5日ぶりの和食に皆さん心なしか心も弾みにこやかです。
そして訪れた店頭には平仮名、漢字、カタカナと日本語で表示された幟が入口の左右に裏返しに立てられていますが、ビシッと決まった店舗に対し、このひょうきんさが何とも微笑ましいです。

5日の長き?にわたり、洋食だけで我慢してきた還暦まじかな人は、早速メニューを手に何を食べようかと迷っています。
メンバーは皆さん50を越した方ばかりですから、和食を口にできるだけで、それは何よりのご馳走です。

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メニューの名称からして懐かしい天丼、そして焼き肉丼、チャーハンはどれも8,9ユーロ、麺類ではラーメンが味噌、醤油、塩どれも丼物ものと同額の8,9ユーロで20分ほどして、全てがテーブルに並びました。

注文する前に全員、違ったものを食べることで比較できるのが良いと言うことになり、写真でごらんの丼物と麺類が揃いました。
それぞれの料理を分け合い食べたところ、見た目より味が良かったのが印象に残りました。

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レストラン名“IIMORI”の下に“GYOZA BAR”と表示されていましたから、餃子が主体なのかとイメージしたのですが、日本食は大体揃っていて、変わったころでは丼物で、うなぎ丼とメニューに丁寧に表示され、17ユーロでドイツでもウナギは高いんだなと変に納得しました。

店も前で食後の休憩を取りながら、この後のお土産調達と一人抜けた後の打ち合わせが行われました。

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次回に続く