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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 685
2012.12.31

2012年師走大晦日の東京は風もなく暖かです。
今日の朝刊の天気予報では晴れの予測でした。
インターネットでは曇り午後から晴れとなっていますがまだ晴れ間は見えません。

10月3日(水)8時過ぎから始まった今日最初のカリキュラムは一旦終わりグランプリコース上に全車待機しています。
これから始まる模擬レースのスタートの前のブリーフィングでそれぞれの旗の説明がありました。
インストラクターのウォルフガング・メインケさんが旗を掲げを参加者が答えオレンジボールや赤旗が次々と掲げられます。
白旗が掲げられた時、降参などと冗談言ってリラックスしています。

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参加車輌全車がゼッケン順に整列します。
レースの雰囲気が味わえる緊張した一瞬です。
ジグフリート・シャラーさんが何くれとなく気遣って日本から参加したポルシェ乗りの世話をしてくれています。
城君は常に物静かですが優秀な通訳で会話をするシャラーさん同様に良く気が付き面倒なことを億劫がらず進んで引き受けてくれたのは特に好感が持てました。

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アウトバーンを走るドイツ警察の高速隊員のインストラクターも務めるヨハヒム・ペータービィツさんが握るハンドルでウォルフガング・メインケさんがパッセンジャーシートからイエローフラックを掲げグランプリコースを一周した後ピットロードに退避しました。
グランプリコース正面のランプが黄色の点滅を繰り返し全車スタートの青色になるの待ち構え低速を保ちながら進みます。

信号が青に変わったと同時に全車一斉にスタートしました。
ポルシェ、フェラーリ等の高速車は一瞬で視界から消え第1コーナーに向け突進していきます。
後続車の集団がそれに続き一杯に張り詰めた緊張が解き放たれた瞬間です。
スクーデリアハンセアート10セクションの中で程良い緊張と競争心をかき立てる最も面白いカリキュラムです。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 684
2012.12.30

スクーデリアハンセアートは3日目の朝を迎えました。
ニュルブルクリンクノルドシュライフェは別称で北コースまたはグリーンヘルとも云われグランプリコースを合わせ北ドイツ自動車連盟が4日間に亘って開催する伝統あるドライビングスクールです。
今年で54年目を迎えニュルブルクリンクをベースに開催されるドライビングスクールとして最も権威があります。

スクーデリアハンセアートのインストラクターを務めることはドイツにおいてとても名誉なことです。
第9軍団隊長のローラー・マインツハーゲンさんと一緒にインストラクターを務めることとなったミハエル・クルムさんです。

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第9軍団は日本から参加したポルシェクラブ六本木からのポルシェ乗りがグループの半数を占めています。
日本語、ドイツ語、英語でニュルブルクリンクとモータースポーツの専門用語を知り尽くしたクルムさんがグループに加わったことは日本からの参加者にとって最高のプレゼントです。
スクーデリアハンセアートのグドラン・パウリー代表に心より感謝を申し上げます。

春に開催されるスクーデリアハンセアートのインストラクター クラウス・ウェグナーさんが参加者として加わったことで実質ではローター・マインツハーゲンさんとクルムさんの3名のインストラクターですからとても豪華な指導陣です。
グランプリコースのセクションを担当する右ウォルフガング・メインケさんと中央ヨハヒム・ペータービィツさんです。

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我がポルシェクラブ六本木のスポルトファーシューレ校長の津々見先生と余郷さんがスタート前のピットロードで打ち合わせ中です。
そしてこのセックションのみ飛び入りで昨夜のウェルカムパーティーもやはり飛び入りで参加したジグフリード・シャラーさんが愛車ポルシェ964RSのシートでスタート前のウォームアップです。
どんな楽しいことがあるのでしょう。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 683
2012.12.29

ニュルブルクリンク週間3日目の朝を迎えました。
昨日の雨は上がりましたが雲はまだ垂れ込めています。
第9軍団の集合地点はグランプリコースに入って入口から最も近い手前のエリアですが常連の参加者が多く集合場所は毎回同じですから、集合時間の8時、間際にどっと繰り出すように集まってきました。

フロントガラスの端に遠慮がちに 1 のシールが貼られています。
これはスクーデリアハンセアート初参加者の識別シールで同様にリアウィンドにも貼っています。そしてフロントガラス中央のスカイブルーのシールが初参加者の目印で2回目以降ニュルブルクリンクノルドシュライフェのイメージカラー同様のグリーンになります。

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コースを挟んで写真右側が第9軍団の集合場でその反対グリーン側が3グループの集合場所です。
ポルシェ356が年代を感じさせない軽快なエンジン音を響かせはつらつと入場して来ました。
指定の場所に駐車する前に声を掛けポルシェクラブ六本木の皆さんが集合している所に一旦停めて貰いました。
にじみ出るこの貫禄はいとおしい迄の愛らしさで今回参加車輌の中で注目度は群を抜いていました。
こんなポルシェに出会えるのもドイツならではでニュルブルクリンクのオールドコースに実に良く似合っています。

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ポルシェクラブ六本木が北ドイツ自動車連盟との共催で開催した2012年ニュルブルクリンク週間参加者のために特別に誂えた防寒、防水のユニホームを着用し記念撮影をしました。
ご覧のようにグレーとブラックを基調に右の胸にPORSCHE CLUB ROPPONGI のネーム、背中上部と右袖口にPORSCHEの印刷があります。

スクーデリアハンセアートのカリキュラム2日目第1セクションはグランプリコースです。
インストラクターが初心者を同乗させ昨日同様にコースの説明でスタートします。なぜか第9軍団の副隊長でインストラクターのミハエル・クルムさんが初心者説明の車に同乗しています。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 682
2012.12.28

2012年12月28日(金)今年も今日で御用納めであと3日を残すのみとなりました。

このブログはまだ2012年10月1日から5日間に亘り開催されたニュルブルクリンク週間の2日目夜の模様です。
10月2日(火)20時からニュルブルクリンクの北7km程の所にあるホテル アグネッセンホフ で第9軍団のウェルカムパーティーが開催されました。
20時少し前に到着したところ既に我々以外の第9軍団の皆さんは着席しグラスを傾けながら談笑中でした。
ジグフリード・シャラーさんもこのパーティーに飛び入りで加わり我々を笑顔で迎えてくれました。
実はシャラーさんは今回のスクーデリアハンセアートには参加していませんが、永くからの常連参加者で我々と共に食事をするためこのパーティー会場を訪ねてくれました。

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本来第9軍団の隊長はローター・マインツハーゲンさんで副隊長がエーリッヒ・グローテさんですが、この後に述べる事情でエーリッヒさんは11グループのインストラクターとして転出したので本来アグネッセンホフは第9軍団の定宿ですがエーリッヒさんが11グループのインストラクターとなったことでその参加者も加わり超満員となりパーティーの席が不足する事態となりました。
9グループに楽しんでもらうため我々11グループは犠牲になると冗談を言い合い11グループの皆さんは急遽2階に移動し、どうにか収まりがつきました。

飛行機が大幅に遅れたことで今日朝から第9軍団の副隊長を務める予定だったミハエル・クルムさんがようやくウェルカムパーティーの会場に姿を現しました。
早速ローターさんがクルムさんのヨーロッパにおける活躍をぶりを紹介しました。
今春開催されたスクーデリアハンセアートでクルムさんの著書も紹介されていましたし今回インストラクターで参加することも伝えられていましたから、ニュルブルクリンクノルドシュライフェを走り込んだヨーロッパの猛者達も大いに期待し大歓迎で迎えられました。

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クルムさんから両親はスウェーデン人とドイツ人だから両国語共話せるからニュルブルクリンクを走る上で解らないことは何でも聞いてほしいと簡単な挨拶があり、拍手のうちにパーティーが始まりました。
日本では一般的に全員が揃ったと思われるところで一斉に乾杯の音頭と共にパーティーが始まりますが、車のイベントでのパーティーは適当なところで五月雨式に飲み始めるのが常です。

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アグネッセン ホフのオーナーシェフのヴァイスさん夫妻です。
いつも素晴らしい独料理を用意し心温まるもてなしをしてくれます。
奥さんのさりげない心遣いが美味しい料理と相まってシーズン中は早めに予約を入れないと宿泊することができない人気のホテルです。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 681
2012.12.27

ニュルブルクリンク週間2日目のカリキュラム初日最終セクションが終了してから週間天気予報が的中し秋雨が降り始めました。
マンタイレーシングのオラフ・マンタイさんは雨のグリーンヘルをSタイヤで走るのは特に危険だから絶対にすべきでない。と忠告しています。
ミシュランならグランプリコースでも走るなとも付け加えました。
ミシュランを知り尽くしているオラフさんならではです。何故なら彼はミシュランのタイヤ開発に携わっているからです。
明日は終日雨との予報ですからカリキュラム初日が終了と同時にプロスポーツのクリストファー・エッサーさんが打ち合わせ通りグランプリコースのピット内に特設されたダンロップタイヤのショップにラジアルタイヤを届けてくれました。

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タイヤチェンジャーがこれほど進化しているとは想像していませんでした。
長いレバーを複数本使用し、ほとんど手作業で交換していた当時の記憶しかなくご覧のタイヤチェンジャーはほとんど自動化されボタンとペタルのオペレーションで瞬く間に古タイヤがホイールから外れ、新しいタイヤの縁に刷毛でワックスを塗り後はまたペタルとボタンを押すだけで組み上がって行くのには驚きました。

そんな作業に感嘆し見入っていたところ、ひょっこりジグフリード・シャラーさんが訪ねてきました。
先日開催されたポルシェAGのドライビングスクールで再会し4日ほどでまたニュルブルクリンクを訪れたようです。

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組み上がったばかりのタイヤをタイヤバランサーにセットしゲージに表示された数字のウェイトを表示されたホイールの位置の汚れを落としウェイトのシールをはがし貼付します。
再び測定し数値を確認して1本目のセットは完了しました。
この優れものを見て隔世の感を強く感じました。
タイヤの交換は電話をすればできると思っていた自分に呆れるばかりです。

このタイヤチェンジャーなら高価なホイールに傷が付くこともなく安心して任せられるのが何よりです。

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