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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 447
2011.07.31

ゼッケン10番、ポルシェ997GT3Rは30番グリットからのスタートでマーク・ギンドルフさん他3名のメンバーで参戦していますがペーター・シャールマンさんはダブルエントリーをしています。昨年7月31日(土)に開催された「ニュルブルクリンク6時間耐久」ポカールレースにマンタイレーシングから参戦し表彰台を独占する偉業を成し遂げた時、2位の座を確保しています。

ゼッケン19番42番グリットからスタートするポルシェ997CUPはライナー・ホルテさん71才他3名のドライバーが参戦しています。
ホルテさんは30才から41年間アマチュアレーサーとして「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」とVLNに参戦し続けているベテランドライバーです。
我が国とモータースポーツにおける歴史の違いが分かる一面です。このような人はなかなかお目にかかれません。

15時15分にホイッスルがレース場内に鳴り響きコース幅一杯のロープを差し渡す様に何人もの担当者が1番グリットから順次後方に移動してきました。押し出されるような形でチームメカニックと報道関係者以外全員コース上から退去させられてしました。見通しが良くなり後方まで見渡せます。

マンタイレーシング
マンタイレーシング




ゼッケン79番、52番グリットのニッサン370Zはミハエル・クルム、田中哲也さんがドイツ人ドライバーと参戦していますが、メカニックが不慣れな上、車の調整がうまくいかずVLNに参戦しているときから苦労していましたが、未だ結果が出ていないようです。両選手は10月7日(金)に「ポルシェクラブ六本木」の主催で開催される「スポルトファーシューレ海外版」 にニュルブルクリンクのインストラクターとして参加します。

15時40分 2,3名のメカニックを残して全員退去のホイッスルが再び鳴り渡り続々とメカニックが引き上げてきます。

今回初めて「ニュルブルクリンクリンク24時間耐久レース」にメカニックとして参加した小宮山泰央です。F1レースのエンジンメカニックとして、3年間ケルンに在籍しましたから英語もドイツ語も堪能で、ムラタチューンから参戦した4名のメカニックで最もこのレースを楽しんでいます。
最高の笑顔をご覧下さい。

マンタイレーシングマンタイレーシング





アマチュアレーサーとして、全VLNと「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」にマンタイレーシングから参戦するゲオルグ・バイスさんです。
ポルシェ997GT3Rで参戦していますが、ゼッケンは12番でスターティンググリットは20番です。昨年のVLNは事故と火災で2回新車を調達していますが、そのオーナーでマンタイカラーのポルシェ997GT3RとRSR2台のボンネットに大きな “WEISS” のシールが貼ってあります。

フォーメーションラップがスタートしました。轟音と共に第1グループが水しぶきを巻き上げ続々とグランドスタンド前を通過していきます。ドライバーもメカニックも緊張の一瞬です。

マンタイレーシングマンタイレーシング




次回に続く

ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 446
2011.07.28

今日は男性なら誰でもが微笑む様な写真を冒頭に掲載いたしました。
ほとんどの人が冬支度でレーススタートまでの時間、身体を動かしていますが写真の美しい女性は同一の場所で2時間近く動かずいるのですから大変なことです。多少の暑さは水分補給で何とか耐えられますが、この寒さで天気予報より4時間遅れで霧雨は上がりましたが、11℃の低温で夏姿、暖をとるのに何の用もなさないこうもり傘を手に寒さを辛抱するのは大変な忍耐力が必要でしょう。

今年の「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」は、ムラタチューンから4名のメカニックが参戦しましたが、うち1名佐藤健太のみ16番グリットのもう1台のマンタイカラー ゼッケン18番ポルシェ997GT3RSRの担当になりました。同じ年でマンタイレーシングに入社したヨーナス・カンツマーチィク君が話しかけています。作戦を練っているのでしょうか。

マンタイレーシングマンタイレーシング





15時30分に観戦者は全員コースから退避指示が出されチームメカニックと報道関係者のみが残っています。
16番グリットともなればマンタイカラーであってもゼッケンが18ということもあり報道関係者は上位10番目辺りのインタビューに忙しく18号車は寂しい光景です。8番グリットの11号者は報道関係者に囲まれ賑わっています。
ゼッケン11番とゼッケン18番、マンタイレーシングから
2台参戦しているマンタイカラーのドライバーはマリク・リーブ、ティモ・ブレンハート、ロマーニ・ドマス、ルーカス・ルーアの4名が何故か同一です。

ゼッケン12番のマンタイヴァイスは20番グリットに待機しています。ドライバー全員がアマチュアで常時VLNに参戦し10位以内に入る活躍をしています。

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ゼッケン52番 往年の名チューナー クレーマーポルシェです。
今年になってニュルブルクリンクでポルシェの試走を繰り返し行っていました。
38番グリットからのスタートですがファーストドライバーはポルシェクラブ六本木の特別顧問のウォルフガング・カウフマンさんです。今回は38番グリットですが、これから時間をかけ成熟させ完成していくのでしょう。数年後が大いに楽しみなクレーマーポルシェです。
フルフェイスのヘルメットの中から愛嬌のある視線と共に “
Good” のサインを送って寄こしました。
戦隊ヒーローシリーズを思わせるカラーリングが印象的です。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 445
2011.07.27

39th「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」のスタートまで1時間を切りました。1番グリットまで移動し昨年2位になったゼッケン2 のフェラーリF458を撮影しました。予選で8分23秒768の驚異的タイムでポルポジションを確保しました。
昨年後半よりポルシェからベンツSLSに乗り替えたマメローレーシングが良く健闘し約2分遅れで2位を確保しました。正面から眺めるとポルシェより一回り大きいボディー、長いボンネットはダッチを思わせるイメージでガルウィン型ドアーは更に凄さを増して見えます。
今回ベンツは予選でも実力を遺憾なく発揮し3位にも食い込んできました。今後レース毎に熟成しポルシェの強敵となるのでしょう。

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昨年は辛抱のレースで19回目の勝利に導いた マリオ・タイセンが率いるBMW M3GTは5番グリットからのスタートです。インタビューに答える彼はこのレースを最後に引退を表明しています。

昨年チェッカーまで1時間40分のところまでトップを走り10kmポイント手前のアデナウでエンジントラブルに見まわれ惜しくもリタイアしたゼッケン9番のポルシェ997GT3Rハイブリットは9番グリットです。車輌は昨年に続き2年目を迎えます。

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ニュルブルクリンクの帝王オラフ・マンタイが率いる11号車は8番グリットからのスタートでマンタイレーシングの中で最も上位です。マンタイカラーのもう1台、18号車は16番からのスタートです。今年が昨年と大きく違うのはマンタイカラーが2台参戦していることと車が成熟し充分準備に時間を費してきていますから、メカニックもピットの様子にも余裕が見えレースを楽しんでいるようにすら見受けられます。
昨年8番グリットからスタートしたHARIBOは19番グリットからのスタートですから昨年に比べ相当順位を落としてのスタートとなりますが、今後のレース展開が興味深いところです。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 444
2011.07.27

小雨交じりのグランプリコース上はドライバーやメカニック、報道関係者のみならず観戦者を含む人、人、人で埋め尽くされました。建物内に散らばっていた全ての観戦者が押し出しグランドスタンドもコースも寒さや小雨など物ともしないモーターファンで一気に溢れんばかりの満杯状況となりました。日本のレースと比較にならない観客の賑わいが羨ましいです。
世界一長いコースと難易度はその分危険度も増し、この天候ですから参加車輌のリスクも当然高くなります。
自車が注意しても防ぎようのないリスクを見越しての競技となれば後は運と経験が頼りのレースになります。昨日紹介した幾つかのアクシデントはレース中、一瞬で発生しています。マンタイレーシングのオラフ・マンタイさんはインタビューで車とドライバー、メカニックが優秀でなければ勝っことはできない。そしてあとは運だと断言しています。

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グランドスタンドはこぼれ落ちんばかりの観客で、コース上も人に埋め尽くされています。雨も寒さも無関係でレース場内は熱気が充満しています。観客はここだけに留まらずノルドシュライフェが跨る五つの町20,382kmのいたるところでフォーメーションラップのスタートを待ちかまえ、その数は25万人にも及びます。

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日本からの観戦ツアーの参加とメカニックを含むメンバーが8番グリットに待機するマンタイレーシングのポルシェ997GT3R11号車のリアウィング越しに記念撮影をしました。グリットの表示板がないと身長のない日本人は車を探すことができないほど大変な人です。一段と長身がウーヴェ・フルークさんはマンタイレーシングの監督でマンタイから参戦している全てのレース車輌を総括しています。
既にこのブログに何回も登場しているマンタイレーシングのメカニックの顔ぶれも見えます。
今回の「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」には「ムラタチューン」から4名のメカニックが参戦しましたが、リアウィングに沿って右からメカニックの小宮山泰央、ウーヴェ・フルーク監督、大信田義門元ポルシェクラブ六本木会長、メカニックの高野智亨、社長村田正明、会員の遠藤進久さんです。
優勝候補のチームメカニックとして優勝候補車輌マンタイポルシェ11号車を前に全員満面の笑みです。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 443
2011.07.26

39th「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」2011年のスタート前です。霧雨が降りしきる中、郷愁を感じるバグパイプの演奏行進がいつも通り行われ、ピット内はにわかに動き出しました。
外気温は11℃と相変わらず低く小雨交じりの天候に各チームはレース展開に慎重にならざるを得ないです。

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グランドスタンド最上階、暖かなVIPルームからグランプリコースを見下ろす位置に2台のアウディが走ってきて停止しました。
フォーメーションラップ時の先導車です。刻一刻と緊張の高まる瞬間です。この時点ではグランドスタンドはまだ空き席が目立ちます。やはり気温が低いためでしょう。しかし建物内は入場者で溢れていましたから、例年通りスタートまじかにになれば一気に押し出して来るのでしょう。

マンタイレーシングマンタイレーシング




今まで締め切られていたピットロード側のシャッターが開き始めました。
グリーンとイエローの見慣れたマンタイのツートンカラーのポルシェが現れました。昨年の雪辱を晴らすべく満を持して待機していたポルシェの秘密マシンとも言うべき997GT3Rです。25番ピットはやはりHARIBOのポルシェ997GT3Rがいつでもピットロードに引き出せる体勢で控えています。
こぬか雨は時折小雨に変わり、一時止んだりめまぐるしく変わる天候は各レーシングチームを悩ませます。昨日の天気予報では午後から曇りでしたがアイフェル高地特有の気ままな天候の下スタート時間は刻々と迫ってきます。

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