ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 1034 2015.07.30
先週末の土曜日7月25日は、昔流に表現すると“両国の川開き”と言われる隅田川の花火大会が開催されました。ムラタチューン屋上の特設観覧席で開催される夏の風物詩は、今年で9回目を迎え参加された皆さんには大いに楽しんで頂きました。
ポルシェクラブ六本木が国内で年間5回開催するスポルトファーシューレ以外、車を全く使わない唯一のイベントで真夏の夜空に華やかに映え、一瞬で消える花火のはかなさが、格別美しいのかもしれません。
今年は初めて多数の浴衣姿の女性が参加し、花火に大輪の華を添えました。
964のエンジン組み立てで追い込み中の村田を待避させ、持参した浴衣に着替えるご婦人もいて、エンジンルームは俄な着替室に早変わりしました。
東京スカイツリーを間近から眺めるビルの屋上、19時の打ち上げ開始間際、津々見校長先生が構えるカメラに向かって、はち切れんばかりの笑顔が素敵です。
テーブル、様々な形態の30脚以上の椅子、氷の入ったクーラーボックスの中のビール、ワイン等々、全ての準備が整い、開始予告の花火が夕晴れの空に轟きました。
暫くして突然の大音響、いきなり戦後38回目の隅田川花火大会が幕開けしました。
一番好きなポルシェで参加できないイベントなら、花も団子も更にお酒はもっと大好きな皆さんばかりです。
暖冬と冷夏による享保の大飢饉とコレラの流行を鎮め死者の霊を弔う法会を八代将軍徳川吉宗が280余年前に水神祭で執り行ったのが、当時大川の名称で現在の隅田川の花火の始まりだそうです。
いわゆる両国の川開きの花火は、明治維新と太平洋戦争などで数度中断し、昭和23年再開されましたが、経済優先に伴い隅田川は水質汚濁による悪臭が漂うようになり、池田内閣の所得倍増計画が発表された昭和36年に中断したした。
ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 1033 2015.07.29
サーキット走行が初めての参加者を対象にした“カルガモつるべ走行”の後、初心者を対象に野外講習をするウォルフガング・カウフマンさんです。真夏の様な強い日射しを避け、ピットの庇の下で日本のポルシェ愛好家を前に熱弁を奮ってハンドル操作を教えるカウフマンさんです。
写真で熱血漢ぶりをご覧頂くと、何を話しているのか説明の必要はいりません。
参加者の質問に解りやすく応えるべく、通訳を引き受けて頂いた濱田さんとコンビで対応するカウフマンさんです。
同業?の津々見校長先生も熱心に聞き入っています。
更にその後ろには初参加者に同伴した方が3名興味深げ見学しています。
ポルシェクラブ六本木が主催するスポルトファーシューレのカリキュラムの内容を少しでも多くの方に知って頂き、ポルシェを心から愛する仲間が楽しく集うクラブになればとの思いで、毎回手作りのボランティアで開催しています。
次回に続く
ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 1032 2015.07.26
ウォルフガング・カウフマンさんの先導でカルガモ走行をするサーキット初参加を果たした皆さんの車列です。ほぼ等間隔で、もう少し車間距離が縮まるのが理想なのでしょう。
この状況をバックミラーで見たカウフマンさんは、直ちにピットに戻り同じカルガモの、つるべ走行に変更しました。
BMWから初めてポルシェのマニュアルミッション車に乗り換えました。
クラッチがこんなに重いと云うことを初めて知ったそうです。
購入してら、5ヶ月を経て何とか乗りこなせるようになり、今回が初めてのサーキット走行で、これが耳にしていたポルシェクラブ六本木のスポルトファーシューレのカリキュラムと言うことを体験で知り、参加して良かったと大変喜んで頂きました。
次回の開催が待ち遠しいとの感想を寄せて頂きました。
仕事の都合で今回は午前中だけしか参加できないのが残念です。
私の変わりに一日参加できる友人を連れて行きます。とゼッケン26の986に乗る友達が来てくれました。
勿論、ビジターの参加で初めてのサーキット走行ですから、リアウィンドに黄色いストライブを付けての参加で、はた目でも感心するほど熱心に津々見校長先生に質問をしていました。
カウフマンさんが“カルガモ走行”から“カルガモつるべ走行”に変更した理由はサーキット走行の経験が豊富なポルシェ乗りが、この写真を見ると直ぐに理解いただけると思います。
前を走る車との距離が空き過ぎると、カルガモ走行の目的が失われてしまうからです。
初回のショートコースでのカルガモ走行が終了後、津々見校長先生から個人指導を受ける赤い跳ね馬に乗るドライバーです。
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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 1031 2015.07.22
5分ほど走行後、ピットに戻った73カレラは大久保さんからウォルフガング・カウフマンさんにドライバーチェンジです。シートベルトを調整中のスナップです。
画像を見るとドイツカラーのヘルメットの黄色いストライブ中央に赤いシールが貼ってあり、ポロシャツの背中にカウフマンさんのシンボルマークである赤いピラニアの刺繍がしてあります。
近年のポルシェよりサイズがひと廻り以上も小さく、狭い車内でシートポジションを確認し、ベルトの長さを調整していますが、クラシックポルシェでいつもレースに参戦しているカウフマンさんでも、シートベルトの金具が旧式なのか少し手こずっているようです。
ドアを開け放ちシートベルトの長さを懸命に調整するカウフマンさんです。
ピットを滑るようにスタートしたクラシックポルシェ73カレラは、カウフマンさんのハンドルでショートコースの走りを楽しんでいるようです。
直線アウト、ゼブラ間近からインのゼブラに前輪は直進方向を向いたままでアクセルを使って舐めるように進入して行きます。
先ほどより少し長めに走り込み、ピットに戻って来るなり、エンジンストップしないまま前方に屈みエンジン音を聞いています。
3番シリンダーが失火しているよと言われビックリです。
走り方のみならず、メカニックにも通じているとは知らず、失礼しました。
まさかこんな展開になるとは思いも寄りませんでした。
最後は二人仲良く肩を組んで、グーのサインをしてくれました。
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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 1030 2015.07.21
ポートレートの美しい陰影、73カレラをバックに真新しいレーシングスーツとグローブ主役に相応しい演技?、それでいて撮る人も撮られる人もごく自然です。
一瞬のシャッターチャンスを捉えた菊池さんは素晴らしいです。
ドライバーズシートには、“子鹿捕物帖" の主役が座り、インストラクターのウォルフガング・カウフマンさんはパッセンジャーシートに着席しました。
運転技術の向上を目的にマンツーマン方式で開催されるスポルトファーシューレはポルシェクラブ六本木ならではの充実した内容のカリキュラムです。
ピットを出てコースに向かう大久保さんが乗る73カレラのパッセンジャーシートにはカウフマンさんが座り、個人指導に当たってくれます。
ピットロードから捉えた直線から第一コーナーへの進入体勢をとった73カレラです。淡い水色のボディーカラーは紺碧の空と新緑の今の季節にマッチし、ひときわ映えて美しいです。
5分ほど周回を重ね、ピットに戻って早々にドライバーチェンジです。
何故でしょうか。
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