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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 471
2011.09.09

39th「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」終了翌日の午前中にマンタイレーシングのファクトリーを訪問しました。
所狭しと並べられた
パーツ類から機材がコンピに積載されいつもはポルシェが並ぶ場内に置かれています。
全参戦車ごとにフェンダーから前後のバンバーまでひと通り揃っていますからレースカーが1台完成する程の量です。

マンタイレーシングマンタイレーシング



昼食を挟みWIGE MEDIA AGのゲオルグ・フルムバウム社長とリンドナーホテルで39th「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」の版権契約に関する詳細打ち合わせを行いました。
全ての契約内容を双方で確認し合意がなされ約2ヶ月後の先月末に作品は完成し9月3日に発売が開始されましたが、その後何とも不可解な出来事が発生するとは、この時つゆ程も想像しませんでした。こんなことが起きた時ほど双方のより強固な信頼関係を築くことが何より大切で、こういう時にそれに関わり合った人の人間性が現れるのかもしれません。

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ポルシェクラブ六本木が10月7日に開催する海外版スポルトファーシューレ ニュルブルクリンクノルドシュライフェで使用する車両30台の調達要請と確認にレント
レースクラブを訪問しました。テオ・クリーン社長と奥さんの対応で募集枠30名分の車両調達を約束して頂きました。
10月3日(月)から6日(木)までの4日間はスクーデリアハンセアートと共催で開催され翌日はポルシェクラブ六本木主催でスクーデリアハンセアート共催となります。3台のポルシェとBMW Z4、他はシロッコが用意されることとなりました。

今回開催されるスポルトファーシューレ海外版の参加者の中には、ほぼ毎週サーキットを走りレースに参戦しているポルシェ乗りが数名います。
「だってサーキットでしょう」 「せっかくニュルまで行って走るならポルシェで走れなければ行く意味がない」 と豪語される強者も少なからず同人数はいます。
この自信は素晴らしいことですが、初めてスケート靴を履いて氷上に立った感覚と似ているのが「ニュルブルクリンクノルドシュライフェ」です。
例えれば歩く、走ることができても初めてスケート靴を履いて氷上に立ち同様に歩き、適度のスピードで滑ることができるかに似た動作と感覚です。

レース終了2日目の夕食風景です。
今日も好天に恵まれウォルフガング・カウフマンさんを囲み屋外の食卓で歓談する残留組の皆さんです。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 470
2011.09.07

クリストフォーラス351号が届きました。
開封すると表紙は39th「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」で23時マンタイポルシェ18号車ポルシェ997GT3RSRのピットストップ時の慌ただしい作業の模様です。
この写真以降レースの展開は大きく変わり始めます。ブルーのヘルメットマーク・リーブがドライバーチェンジするところです。先行するメルセデスベンツ上位3台の追撃開始がここから始まります。

表紙にはムラタチューンから参戦したメカニック1名とDVD制作に携わった撮影の2名が写っています。スポットライトに浮かび上がる暗いピット真上からの撮影で顔が見えないのが残念ですが、私の記憶では
クリストフォーラスの表紙に日本人が載ったのは初めてではないでしょうか。

登場人物達はレース終了後いつものイタリアンレストランに集合しました。
緊張から開放されバイツェンビアーに喉を潤していますが、これぞまさに至福のひとときです。
ドイツの初夏、緑陰の午後の日差しを避けレストランのオーナー パウリさんと談笑しながらの夕食ですが時間は既に20時を回っています。太陽は少し西に傾いていますが、日差しは強く木陰で寛ぎながらとる食事には最高の季節です。

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レース終了後、機材の方付けをしてから、いつものイタリアンレストラン ラ・ランテルナにムラタチューンのメカニックが集合したのは20時少し前でした。
レース中の深夜は椅子で仮眠をとりましたがベットで睡眠はとっいていませんからタフでなければ24時間耐久レースのメカニックが務まりません。

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レースの翌日には三々五々それぞれ帰国の途に着きます。
昨日レース終了後に帰国した人、レース開始前に北ドイツまで足を伸ばし仕事を片付けてから観戦に加わり激務から緊急入院をするメンバーも出て波乱万丈の観戦ツアーでした。
沢山の人が集う海外ツアーでの同一行動の多難さが事例となりったのが、まだしもの教訓でした。

レース翌日のニュルブルクリンクグランプリコースの駐車場です。
大型トレーラーは、ほとんど撤収し残るは地元ニュルブルクリンクの工業団地に本拠を置くチームのみ最後の撤収作業を進めています。
澄み切った6月の青空が美しいです。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 469
2011.09.02

39th「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」の公式インタビューも終わり、ようやく リラックスしたマンタイレーシング・ポルシェワークスの総監督オラフ・マンタイさんはパウンドケーキを口にしました。
ポルシェクラブ六本木の観戦ツアーに参加した会員とムラタチューンから参戦したメカニック達、
その場に居合わせ全員がマンタイさんを囲み勝利の記念撮影をしようという間際に、またTV取材が入りなかなか思うにまかせません。
マンタイさんのTVインタビューの合間にレース監督のウーヴェ・フルークさんを捉え撮影しました。
昨日、朝9時メカニック全員ピット集合してから既に32時間を経過していますがウーヴェ監督は一睡もしていません。重責を全うし疲労の色は隠せませんが勝利のうちにレースが終わればウーヴェさんもドイツ人が良く使う “いい仕事をしたから” と満足した表情で答えてくれました。

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10分程でTVインタビューを終えた後、今度はサイン攻勢です。
そんな中にポルシェクラブ六本木の観戦者も混じり昨年の24時間耐久レースのVDVにサインをもらっています。
昨年の雪辱を晴らす勝利をかみしめながら満面の笑みを浮かべサインに応じるマンタイさんです。6年間に5勝を上げた穏やかなこの笑顔はいつもレースのことばかり考えている顔とは全く違う貴重な笑顔です。

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レースが終了し、まだ1時間を経過しないニュルブルクリンクのグランプリコースです。ピットロード沿いを埋め尽くしたレース用の機材は方付き、人で溢れていたグランドスタンドの人影もほとんど見えません。
そんな状態を背景に居合わせたメカニック全員で祝賀の記念撮影をしました。
皆さんよく頑張りました。
このチームワークこそ勝利の要因で写真に収まったメカニックの誰もが勝利を信じ、ひたむきに努力した成果が39th「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」5回目の総合優勝です。
この勝利の経験は何ものにも代え難い貴重な実績で
勝利を経験したチームだけが味わうことのできる未来へ繋がる布石です。

6年にして5回の総合優勝を成し遂げたマンタイさんを囲み勝利の記念撮影をしました。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 468
2011.09.01

39th「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」の参加車輌は202台、完走135台、棄権67台でした。22時間38分139周を走り、残すところ1時間22分でリタイアしたのはゼッケン7号車のBMWで仮に完走したなら15位以上でチェッカーを受けたでしょう。
最も短かいレースで終わったのはゼッケン136号車のセアトで12分、3kmポスト手前ホッホアイヒェンでリタイアしています。

紆余曲折のなか我々は正しい戦術を選びそして勝利を勝ち取った。感無量だ。私はチームの全ての皆さんに感謝します。この勝利を得るためがんばったことに対し。とマンタイレーシングのオラフ・マンタイさんはコメントしています。

同じ感無量を噛みしめているのはこの方でしょう。
BMWモータースポーツのマリオ・タイセンさんです。
昨年に続く連覇は逃しましたが、このレースで強豪のポルシェと互角に戦い2位の表彰台を確保し引退の花道を飾ることができたことは何よりです。

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ポルシェAGのDr.ウォルフガング・ポルシェ取締役会長です。
感無量だ。このような戦績を残せたのは、このチームならではでチームの皆さんに感謝します。このような勝利をもたらしたことで今日は特別の日となりました。我々は弱小だが強豪を相手に素晴らしい成果を上げたとコメントしています。

ポルシェクラブ六本木の特別顧問ウォルフガング・カウフマンさんです。
不本意な戦績で終わりましたが追突されるアクシデントで長時間ピットに留まったこともあり、初戦だから仕方ない。来年を期しいつも通り最高の笑顔でコメントしてくれました。

マンタイレーシングマンタイレーシング




クレーマーレーシングの広報担当の女性とカウフマンさん専属のカメラマンです。カウフマンさん同様に明るい笑顔で挨拶してクレマーした。にっこり笑顔の二人の胸にはカウフマンさんのトレードマーク ピラニアが記されています。
くるりと回り背中を見せました。Tシャツのうしろはご覧の通りです。黒のポルシャツの左袖にもカウフマンさんのトレードマークとイニシャルが入っています。
因みにピラニアのトレードマークはカウフマンさんがレースで諦めずどこまでも喰らいついて行くことから由来しています。
彼の所有する車は全て、レーシンググッツは言うに及ばずピラニアのシールや刺繍が施されています。

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