新着情報

ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 998
2015.04.30

諏訪側から式典に参加するアルファロメオは16台と事前に主催者からお聞きしていましたが、ポルシェの参加台数はウィークデイでもあり見込み台数は5台がせいぜいと数の上で1/3と少なく何としようか思い悩んみました。
案の定、仕事で参加できない理事から車は出すがと回答があり、901Sを前会長小林さん、アポが切れない964CUPの歯科医師、当初木曜日は休診日で前日夕方から参加の予定であった997ターボの産科医は難産による緊急入院が2名出てキャンセルとなってしまいました。
こんなで状況で宿泊者数と食事の調整等の見通しが立て難い状況が発生するのもイベント開催時の実情です。

生産台数172台の稀少車993GT2のポルシェ乗りは最も古くから理事会を担って頂いています。
多忙な仕事を休んでもらうため、やっとの思いで口説き参加を承諾してもらいました。

 麦草 麦草



なかなか参加車種が揃わないこんな事情を理解してもらうため、3回電話をして番組制作を一時休止して参加したテレビディレクターの996カレラです。仕事が終わり帰宅はいつも午前様、そんな事情を分かっていての依頼でしたが何とか受けて頂けました。
当初は997ターボの産科医の参加を予定して、少ない参加台数を補うため思案し車種別、年代別にストーリーを組み立ててみました。
911シリーズを年代別に901,930,964,993,996、997の順に式典パレードの行進に参加し、写真の入った簡単な解説をパンフレットで作成し配布の予定でしたが、997が不参加となったため、残念ですが一部関係者のみの配布に留めました。

997の変わりに同じ色の987が代役を務めました。
オープンカーにして園児の前を通過すると、モミジの様な小さな手で大きな拍手をして歓迎してくれました。
ポルシェに乗って初めてこんな感激を味わいました。

 麦草麦草




最後尾は同じ987イエローのオープンカーで副会長の薬師寺さんが締める予定で考えましたが、同輩異母のドイツ車が追従しているのは予想外で写真を見て初めて知りましたが、そこは大いなるご愛敬で997、991不参加を補ってあり余るストーリーで完結しました。

 麦草 麦草


次回に続く

ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 997
2015.04.29

メルヘン街道往還バスの後方には黄色、赤、黒のアルファロメオが続き、麦草峠両脇の沿道には園児を加え約200名が集まり、2015年に30回迎えた開通式を祝いました。
地元テレビ局のカメラマンの前を厳かに通過するイタリア車アルファロメオ15台です。来年の参加車両に緑のボディーが加わるとストーリー?になります。

麦草麦草



諏訪側からのアルファロメオ15台が通過した後、係の指示に従って佐久側から歴代ポルシェ7台が、73年式901Sを先頭に空冷水平対向6気筒独特のエンジン音を響かせスタートしました。
麦草峠までの同乗者、菊池カメラマンはいつものピットロードやフェンス際から国道299号線に変わり撮影に専念してくれました。スポルトファーシューレでは何本かの交換レンズを使い分けていますが、式典開始から終了までタイムスケジュール通り60分で、既に式典は30回目を迎えていますから、運営は至ってスムーズに何の滞りもなく進行しています。
レンズの交換時間を節約するため臨機応変に18mm~200mmのズームレンズを装着しての撮影です。

麦草麦草




諏訪ケーブルテレビ局のカメラマンの直前を通過する930カレラです。
1年かけフルレストア後、10,000kmを走り一昨日チェックを完了し、納車されたばかりです。
ドライバーは海の波のみを10数年撮り続け、出版、個展開催、海外での撮影に東奔西走する哲学を語る社会派カメラマン杏橋さんです。

日本では数台となった964CUPです。
95年からニュルブルクリンクノルドシュライフェを専門に走っていましたが、縁あって来日?しました。
この車も先に登場した2台同様、ムラタチューンでエンジンミッションともに完全にチューニング(調律)を済ませ本来のポルシェの性能を完璧に復活しました。

麦草麦草



次回に続く

ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 996
2015.04.28

今年桜の開花は例年になく早いようで、佐久穂町の桜もいつもなら5月連休が見頃なのでしょうか。
先週青森を訪ねた時は既に開花が始まっていましたから、今日辺りが丁度見頃で開花時期は佐久穂町と同じ頃でしょうから。

路肩に残っている雪の放射冷却か、視覚からの影響でしょうか。
次々とバスから飛び降りてくる元気一杯の園児のように雲間に日が翳るとダウンジャケットを着て丁度の気温です。
参加車両は今年42才を迎えた901でしたから、温度計は装備されていないので気温は分かりませんが、昨日からの暖かな陽気で雪は確実に消えつつあるようですが、花の季節までは未だ間は相当あるでしょう。

麦草麦草




ゆるキャラ2体、諏訪から上ってきた“ちーぼ"と小海町の“プティリッツァ”が園児を迎えるためのポーズをカメラの前でとって楽しませてくれました。

くす玉が開き園児全員が揃っての記念撮影です。
地元の新聞社とテレビ局が取材する中、晴れ渡った春陽の下72名の園児の笑顔が30回目の麦草峠開通式に花を添えました。
菊池カメラマンは園児が参加したから、ともかく華やかでとても良かった。と・・・
もし大人だけだったなら、どんな式典となるのでしょう。

麦草麦草




メルヘン街道のバスを先頭に諏訪側から佐久側に式典に参加した車列が緩やかに通り過ぎて行きます。
バスの後方には、やはり諏訪から参加したアルファロメオが15台連なっています。
諏訪側から来た全車が通り過ぎるまで佐久側のポルシェ7台は待機し、メルヘンバスを加えた16台が通過する度に手を挙げて挨拶を交わし合いました。
このまま進んで2kmほど先の白駒池の駐車場で待ち合わせる手はずをしてあります。

麦草麦草



次回に続く

ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 995
2015.04.27

昨年11月20日(木)11時から今日4月23日(木)今から3時間後の11時まで5ヶ月間に亘り冬期閉鎖されたゲートは長野県工事々務所の所員が待機し、式典参加者の車両以外通行できません。
事前に申請を済ませていましたからゲートを通って更に標高を上げて行きます。
先行車両に追いつくと道を譲って頂け、再び心地よいアクセルワークを楽しみながら鋭角に近い幾つものコーナーを心地よくパスし一路麦草峠を目指します。

頂上直下で昨日指示を受けた通り停止し待機、
ここに来るまでの路面はドライで峠付近の積雪は地元の新聞によると1mと報じられていました。丁度1週間前に訪ねた八甲田山笠松峠は標高1,040mで、2,127mの麦草峠の約半分ですが積雪量は比べようもない多さでした。

頂上に着く頃、初夏を思わせる日差しが丁度雲間に隠れ2,000m余の高原は一気に冬に逆戻りし、長袖シャツだけで耐えるには少し我慢が必要なようです。
バスから降りた園児も引率の先生方も氷上トレーニングの時と同様にスキーウェアーで参加していましたから、早速バックから防寒具を取り出しました。
無風でしたから日が差すと再び、初夏の爽やかさに戻りました。

麦草麦草



待機していると式典係から会場直前まで300m程移動するよう指示があり、指定の場所で再び待機する事とになりました。

諏訪から園児を乗せて参加したメルヘン街道の看板を掲げたバスの後方にアルファロメオが15台、ポルシェ同様に待機しています。
その脇を数名が佐久側に向かって歩いて来ます。
ポルシェクラブ六本木の車両が待機する佐久穂町側をわざわざ訪ねてくれました。

麦草麦草




どなたも遠慮気味に反対車線の端を通りすぎて行くので、折角の出会いを大切にしようと声をお掛けしました。
会長は先に通りすぎた赤いコートを着た方とお聞きし、お名前をお呼びしましたところ、戻って来られ当然ながら互いに初対面でしたから挨拶を交わし自己紹介をしました。無遠慮な感想を述べると突然声を掛けられ驚いた様子で、どなたも慎ましやかな方々です。
そんな皆さんを前列に同伴されたご婦人方を囲んで記念撮影をしました。

不躾は重々承知の上でしたが大変失礼をしました。
お許し下さい。

麦草麦草



次回に続く

ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 994
2015.04.26

昨夜最後の1名が宿に到着したのは21時過ぎでクラシックポルシェが3台、水冷が1台で、901Sに同乗の菊池カメラマンがいますから宿泊者は5名、ポルシェは4台です。
麦草峠開通式当日の朝6時過ぎに更に参加者4名、うち同乗者1名が加わり参加車両は7台となりました。
1人は高速道路を移動の途中で朝食を済ませ来ていたので、今朝到着した3名は宿に無理を言って、一汁一菜のみの朝食を用意して頂きました。
過食気味の昨今ですから本来は丁度良いはずですが、それではあまりにも哀れだとの思いやりか? 宿泊の5名のみフルコースの朝食を食べるのはと少し気が引けたのか?
ともかく全員の朝食の形を整えるため、納豆嫌いは納豆を、いつも魚の昼食をとっている者は焼魚を、卵は体に良くないと信じる卵食べずは卵焼きを分けての気遣いの朝食をとりました。

8時30分駐車場に全員集合!
朝の体操を兼ねた?バンザイの後、各自ドライバーズシートに、
昨日から好天に恵まれ気温はグングン上がり爽やかな高原のイベントには打て付けの天候です。

麦草麦草




里味の宿 臼石の社長にお見送り頂き、まだ咲かぬ桜並木の道を早咲きのツツジの花に見送られ麦草峠に向け出発しました。
戦前の懐かしい風情を残す武州街道を国道141号線千曲病院入口の信号に向け駆け下りる空冷ポルシェ4台です。
菊池カメラマンが同乗する先頭車両の901Sから写した930カレラ、その真後ろを影のように、はたまたレースがまいに追尾する964カップ、少し間をおいて993GT2と連なり空冷ポルシェ4台が激走中?の写真です。
いつも菊池さんが話すシャッターチャンスは撮られる方と撮る側の息が合わないと良い写真は撮れない云々

このシーンは撮られる側にしてみたなら、いつ撮っているか分からないので、なかなか思うにまさせませんが・・・

麦草麦草




国道141号線清水町の交差点から今日我々が式典に参加すると?全線開通する国道299号線、通称メルヘン街道のつづら折りを等間隔で登る空冷クラシックポルシェ4台です。
日本一の白樺林と称され、この地点から更に標高を増すと街道両脇の白樺に圧倒されます。
春は名のみの街道沿いを空冷6発の独特の排気音を響かせグングン高度を稼ぎ、八千穂レイクと府中保養所を右に見る近道から峠の茶屋の分岐点までを一気に駆け上りヒルクライムを楽しみました。

昨年11月20日から閉鎖されている黄色の鉄のゲート前に、長野県工事事務所の職員が良く高速道路で見かける4駆車で待機していました。
既に佐久穂町役から連絡が入っていましたから、挨拶を交わし工事事務所の職員を真ん中に再びバンザイで早春の高原の空気を胸一杯吸い込みました。

麦草麦草



次回に続く