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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 988
2015.03.26

今日はポルシェウィンタートレーニングのブログを休ませて頂き、第27回ポルシェクラブ六本木年次総会の模様を掲載いたします。
「皆々様よろしくお願いをぅー申し上げま~す」と総会開会の口上と思って下さい。
ようやく春めいた3月14日(土)16時30分から下町情緒が溢れる淺草はビューホテルでポルシェクラブ六本木第27回年次総会が開催されました。
激動の2014年度経過報告の後、引き続き総会に移り、定足数確認、議事録署名人選出、2014年度の収支報告、2015年度会長、副会長、理事の選出、2015年度活動計画案、新会長挨拶、理事紹介、前会長挨拶、ポルシェクラブ六本木が目指すところと題し新会長の挨拶が終わり、18時30分に終了しました。

部屋を移したパーティー会場で懇親会が始まる前の時間を利用して、江戸時代から370年伝承の「江戸糸あやつり人形」が余興で披露されました。
2番目の演目「酔いどれ」で微細な所作を25本の糸を巧みにあやつり、笛と太鼓のお囃子に合わせた公演が終了し出演者?の人形が丁寧な挨拶をしているところが前段の口上です。

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江戸糸あやつり人形の歴史と体形構造、仕草を最初の演目「かっぽれ」が終わった後、面白おかしく、解りやすく解説いただきました。
糸あやつり人形はご存じの通り西洋にもあり操作は棒を使って行われていますが、日本は手板と云う木の板を通した糸を巧みにあやつり細やかな人形の所作で感情を表現しているそうです。
例えば涙ぐむ時は手を着物の袖に触れ、そっとほほに寄せる悲しみを表現して、と云うように人形の動きを分かりやすく説明していただきました。
25本のあやつり糸を1本隣の糸と間違えると左袖が涙ぐんだほほにそっと添えるはずが、左足が垂直に挙がってしまいますと説明を聞くと思わずどっと笑いを誘いました。

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人形も100年くらい前までは45cm程だったそうですが、現在は60cmあり、西洋と日本の人形の違いは足の長さが違うと説明があり、思わず我が身を見比べグッと笑いをこらえました。

手板を下から左手で支え頭と顔と肩を支える3本のきき糸と細やかな仕草と演じる多数の遊び糸を右手首と指を巧みに使って艶やかな演目「黒髪」を表現する人形師の上条 充さんです。
まさに操る人形と上条さんが同体にして優美な演技を演じています。

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最後の「獅子舞」は新生ポルシェクラブ六本木の門出を祝って、あやつり糸は手板ではなく西洋と似たと2組の棒を複雑に組み合わせたキの字の手板?を駆使し、口をも使い細やかな表現を演じ大変楽しませていただきました。

「江戸糸あやつり人形」古典芸術を江戸の情緒と人情を今に残す下町浅草で鑑賞できましたことは「ポルシェクラブ六本木」の新たなスタートを祈念する総会になったのは確かです。

熱演していただきました上条 充さんと奥様の福田 久美子さんに心から感謝とお礼を申し上げます。

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全ての演目を演じ終え衝立に掛けられた虚脱のあやつり人形は、演ずる人の真摯な心と魂が糸を通して蘇るのでしょう。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 987
2015.03.24

2015年開催のポルシェウィンタートレーニング2日目は9時から22時まで素晴らしい天候の下、実によく走り、そしてよく食べ語りました。
今日のカリキュラムが全て無事終了し宿に帰れる安堵感と走り込んだ充実感で星も見えないマイナス10℃の野外でのミーティングの後、暖房の効いた車に乗ると思わず顔がほころんできます。

30分ニューヨーク(入浴)の時間厳守後、今夕2回目の夕食のフルコースが並んだ大広間の席に全員着席しました。

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待つのももどかしく、司会の挨拶もそこそこに津々見校長先生の音頭で日本人は当然、3名のドイツ人も声高らかに「乾杯」を唱和し、早速料理に箸が付けられました。
ポルシェ乗りとして最良にして最高、正に至福の時です。
あちこちで氷上トレーニングの話題と共に心地よい疲れと充足感に浸る笑顔がはじけています。

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早い箸運びが食欲のバロメーターです。
食べ始めると気なしか語らいも少なくなり、老いも(すみません)(中年近い)若きもひたすら箸を運びます。

すきっ腹の喉ごしにビール、ワイン、焼酎、
そして地元でとれた新鮮な食材の旨い料理で満たされれば、その先は云わずと知れた情景があちこちで展開され初めました。
片言混じりの日本語ももどかしく奥さんを通訳に桜色をした表情で談笑するロマン・クライガーさんと氷上トレーニング企画の立役者大鹿さんです。

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今回制作したポルシェウィンタートレーニングのポスターに参加者全員でサインをすることとなっていましたから、酔いが回らぬうちにまず最初に7年間の永きに亘り会長として最も多難な次期を苦労された小林会長、そしてポスターの写真を撮影して頂いた菊池カメラマンの順にサインペンを握っています。

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ジグフリード・シャラーさん。その脇に控えるのはウィルフガング・カウフマン特任校長の通訳と来日までの全ての調整等、大役のを引き受けて頂いた新関さんです。

“味の宿臼石”の宮川支配人にもお願いをしました。

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事務局として、いつも、いつも欠かすことなくボランティアで会計を担当して頂いている飯塚さんです。

懇親会の舞台ではカウフマンさんと唯一女性でマニアル車の997のハンドルを握るポルシェ乗りが上機嫌で挨拶をしています。



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次回に続く

ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 986
2015.03.23

ハーモナイズのオーナーに明晩の公演会に協賛いただいた佐久穂町の企業へ挨拶に同行いただきました。
店に戻った時には冬の日はとっぷりと暮れ。風はないものの夕方に比べグンと気温の低くなっているのが車を降りたとたん感じました。
薪ストーブが焚かれ暖が効いたカウンターには昨年末、この店に立ち寄ったとき同じカウンターでお見かけしたお客様に偶然再会しました。
早速公演会と氷上トレーニングの話になり、開催主旨に大いに賛同いただきました。
話が盛り上がっている最中にもうお一人お客様が来店され、お知り合いのご友人に公演会参加の呼びかけを携帯電話でしていたきました。

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協賛企業へ挨拶に伺っている間、ポルシェウィンタートレーニングに参加した皆さんは明日の天候を予測してか、寸暇を惜しむかのように走り込んでいました。

第7回を迎えた今回のポルシェウィンタートレーニング告知ポスターの主役ドライバーは仕事の都合で前半の昨日、今日2日間のみ参加で今夜トレーニングが終了後に帰京しなければなりません。
参加は今回で3回目、初回は4日間基本トレーニングを積み上げています。
車溜まりでカメラを構えていると舞踏会の様な華麗なドリフト姿勢のヘットライトが迫って来るのでシャッターを切ったのがこの写真です。
直ドリ(直線をドリフト状態のまま)で通過して行く一瞬をなんとか捉えていました。

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22時、2日目の氷上トレーニングは無事に全てのカリキュラムを終了しました。
参加されたポルシェ乗りの皆さんは充分に氷上でのドリフト走行を体験いただきました。

白地に赤く、黒、赤、黄の配色はポルシェクラブ六本木が日独合同で開催した今回の氷上トレーニングと今年目標とするニュルブルクリンクでのトレーニングを暗示しているかのようです。
平日にも関わらず仕事の調整をされ参加いただきました皆様ありがとうございました。
明日から新たなポルシェ乗り達が加わり一層の賑わいとなります。

心なし皆さんお疲れの様子ですが、宿に帰って夕食、二次会の余力ぶりは次回のブログをお読み下さい。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 985
2015.03.22

ポルシェウィンタートレーニング開催3日目の明日18時から佐久穂町茂来館で佐久穂町とポルシェクラブ六本木が共催する「伝統の御柱祭の木遣りとマジックショー」の公演会に協賛いただきました地元の企業13社を夕方から訪問しました。
佐久穂町で事務局の代行をしていただきましたフレンチレストラン“ハーモナイズ"のオーナーが私たちの挨拶回りにわざわざ同行していただきました。

最初の訪問先は店から最も近い薬局と酒販店を併設した四ッ目屋さんです。
二次会で使う信州桔梗ヶ原産の五一ワインを何本か購入しましたが、とても美味しく好評でした。

直ぐ隣の八千穂漁業さんは鮭と鱒を交配した新種信州サーモンの養殖業です。
清流を利用した養殖池はこの日、零下4℃で本来コタツで丸くなっているはずの猫が佐久穂町は働きモノの猫ばかりで7匹もが店番ならぬ魚番をしていました。
大寒間近な午後の薄日の下、7匹の猫が何故ここに居るのか分かりますか。
信州サーモンが遊弋する水中から仲間はずれにされ?池の縁間近で飛び跳ねた魚を鋭い爪で捕獲し食べるための魚番でした。
7匹のうちどれかが捕まえるのを確認するため寒さに耐えて待つわけにはいきませんから、早々に暖かな車で次の訪問先に向かいました。

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建設、土木を主体に農業まで手広く事業を展開されている畑八開発さんと千曲川の源流、標高800mの造り酒屋黒澤酒造さんです。
お訪ねして扉を開けると事務所へ続く土間は酒粕の甘い香りが充満し、創業150年以上の歴史を感じる木造の事務所と酒蔵でした。

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井出建設興業さんです。
若い社長さんで佐久穂町の町会議員も務められわざわざ玄関で出迎えていただきました。
建設業に携わる企業が協賛社の中で割合多く、嶋屋住設さんもやはり建設関連の設備の仕事をされています。
協賛頂きました企業はどちらも訪問者の目に付く場所に告知ポスターを掲示いただいていました。
心から感謝を申し上げます。

寒い中を長時間に亘りご同行いただきましたハーモナイズの佐々木オーナーに厚くお礼を申し上げます。
こうした地元の皆様の暖かいご支援で明晩茂来館で開催の公演会の成功を確信しました。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 984
2015.03.21

車溜まりから続々と闇夜の氷上リンクにスタートをして行く参加者の車列です。
ヘットライトの白色光とブレーキランプの赤い光が前夜降った雪上に残る轍の陰影と微妙にマッチングし幻想的な美しさを見せています。

その陰影についてですが、ここからスタートし八千穂レイク最長の直線をヘッドライトの光軸の先のみ追って走ると長い直線が終わり最初の右カーブは昨夜降った雪で壁の陰影が覆われ壁とリンクの判別が付かなくなるホワイトアウトに陥り雪の壁に突っ込む危険があります。
特に新雪後の好天時やブリザードの時に発生し、夜の雪上リンクでもこの事象が発生します。闇に目が馴れないまま速度を出しアッと気が付いた時は遅くそのまま雪の壁に突入することとなります。

救出作業をできるだけ少なくするためのブリーフィングが行われました。

ウィンタートレーニング
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銀と金、朱、それらの光が織りなす氷上リンクの走行情景をカメラに収めるとヘッドライトの光跡で車の挙動とハンドリングの状態が判断できます。
暗闇の中で目が慣れてきても狭い幅員のリンクでは速度が上がると遠近感が掴み難く張り詰めた緊張を和らげるため車留まりに戻り一息入れてから再びスタートの間合いを待つ997と993です。

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993の後方から捉えた997のヘットライトの光軸範囲です。
2台が車留まりで暫く休憩を取ってからスタートをして行きましたが、ヘットライトの光は雪の壁で遮られ届く範囲は意外と近く狭いです。

漆黒の氷上リンクで光軸先のコースを追い求め走った後、休憩に入ってきたジグフリード・シャラーさんです。黒く暗闇で覆われた周囲に朱と金のシルエットが浮かび上がっていますが、心なし落ちくぼんだ瞼はドイツ人だからでしょうか。

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