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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 724
2013.02.28

二次会が終了後、更にロビーで未明まで飲み続けその後は泥酔し洗面所で一夜を明かした酒豪です。
朝の氷上リンクで顔を合わせアルコールの目視検査?を試みた場面です。
昨日の朝と変わらないいい笑顔はご覧の通りです。
酒豪とは昨夜から今日未明にかけ他の3名が付き合ったようですが、そのうち何と2名が女性だったとは驚きです。
最近の女性はひ弱な男共など足元にも及ばぬほど酒も強くなったようです。
いえそうではありません。
家で強いばかりではないと云うことです。

ウィンタートレーニング4日目最終日、朝のブリーフィングが始まりました。
ウォルフガング・カウフマンさんを中心に円陣を組み最終日の総仕上げに向け注意事項を聞くポルシェ乗りの皆さんです。

ウィンタートレーニング
ウィンタートレーニング



ハンドルの戻しのタイミングが遅いのと舵角が少ないことがトレーニング初日から最終日まで課題として指摘されました。
カウフマンさんのドイツ語を日本語に訳しす甲斐さんは円陣を組んで聞くポルシェ乗りの2倍の理解力が必要ですから話の意味するところを最も理解するポルシェ乗りということになります。 ・・・

ブリーフィングの情景にカメラを向ける菊池カメラマンです。
ブログで画像は表現できてもブリーフィングの内容が表現できないのは残念です。
カウフマンさんの話す内容は理論で理解できても実践する場合、氷上においては特にアクセルとハンドル操作に集中し、長時間に亘り連続で経験を積まなければ体で覚えることはできません。

ウィンタートレーニングウィンタートレーニング




それならばとばかり皆さん氷上にずらりと並べられたポルシェを撮影する菊池さんのアングルと同じ位置で同じような姿勢でカメラを構え撮影に専念しています。
形から入りて心に至れ と云うことでしょうか。

ウィンタートレーニングウィンタートレーニング




次回に続く

ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 723
2013.02.27

懇親会場だけの飲み物では不足なのか2階に設けられた二次会会場で更にメーターを上げるポルシェ乗りの面々です。
議論百出、論断風発で翌日に時計の針が回っても停まるところを知らず。
初めてポルシェクラブ六本木のイベントに参加し4日間寝食共にしたポルシェ乗りがあっけにとられているのが見て取れます。

気が付けば朝の6時に洗面所で突っ伏して泥酔状態で発見される剛の者も出る始末で車と酒漬けの4日目の朝を迎えました。

ウィンタートレーニングウィンタートレーニング




今朝もきれいに晴れ渡り最高のコンディションです。
穏やかに幟がはためきポルシェウィンタートレーニング最終日の好天を保証してくれる風です。
今日も元気一杯、先陣で八千穂レイクの氷上に降り立ったポルシェ乗りの皆さんが揃ってシェイプアップのバンザイを大きな声で叫んで頂きました。
皆さんよく食べよく飲みタフさ加減がうかがえ元気がみなぎっています。

凍てつく氷上に一晩置かれたポルシェも冷え切ったエンジンが目覚め轟々とマフラー音を八千穂レイクの氷上にたなびかせ始めました。

ウィンタートレーニングウィンタートレーニング




昨年は最終日の4日目日曜日に前日の暖かさで氷上から岸に上るスロープが一部浸水するアクシデントが発生しましたが、5回目を迎えた今年のポルシェウィンタートレーニングは全てにおいて完璧なまでのコンディションに恵まれできすぎた迄の完成度です。
そのまず一番は宿が直近にあったことで、ここに至るまで5年を要しました。
毎年徐々に改善されここまで到達したのですが、その過程で惜しみない協力を頂きました地元の皆さん、そしてボランティアでポルシェクラブ六本木を支えて頂きましたクレーマーレーシングのウォルフガング・カウフマンさん、原中さん津々見先生、カメラマンの菊池さんに心から感謝を申し上げます。

そしてこのイベント開催に際し特別休暇を取り、家族サービスも放棄し縁の下でこのイベントの要を務めて頂きましたボランティア通訳の甲斐さんに心からお礼を申し上げます。

さあ、ポルシェウィンタートレーニング4日目のブリーフィングが始まりました。

ウィンタートレーニングウィンタートレーニング



次回に続く

ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 722
2013.02.26

今夜はいつもより遅れて懇親会の開宴です。
宴会が始まる前に昨年10月ニュルブルクリンクで津々見先生が知り合いになったシンガポールのポルシェクラブに所属するチャールズ・シュウさんからポルシェクラブ六本木の小林会長にプレゼントが手渡されました。
ポルシェクラブシンガポールのユニホームです。
返礼に昨年10月に開催されたニュルブルクリンク週間の時にポルシェクラブ六本木が作った防寒用のジャケットが小林会長から手渡されました。
双方がプレゼントの品を着用し男のバックシャンぶりを披露してくれました。
二人の笑顔の向きと脇床に置かれた羽子板の歌舞伎役者の視線が面白いです。

ウィンタートレーニングウィンタートレーニング



ポルシェウィンタートレーニングも3日目が無事終了し、天候もリンクのコンディションも最良のなか全員参加の氷上レースも接戦の末無事に終了しました。
通訳もインストラクターも同伴者も参加する二組での氷上レースは更に強いチームワークを生み日本人の良さを存分に発揮できたことは海外からの参加者に大変好感をもって頂けました。
来年は雪のないシンガポールから沢山のポルシェ乗りが参加してくれることを願ってウォルフガング・カウフマンさんの乾杯で懇親会が開宴しました。

ウィンタートレーニングウィンタートレーニング




3名に一盛りの鱒と鯉のあらい、そして鍋が付く豪華な食事を連日ご馳走になり生ビールの大ジョッキは言うに及ばずワインは赤、白と日本酒、焼酎までを次々と飲み干す酒豪ぶりで、こんなシーン迄できあがりこれで明日はまた八千穂レイクの氷上でドリフト走行のトレーニングです。
こんなユニークで楽しく、豪華なそして時間的に余裕のあるトレーニングは北欧でもはなかなか体験することはできません。
最良の環境と最高のインストラクターそしてポルシェクラブ六本木の仲間達です。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 721
2013.02.25

レース後半になって勝ち組、負け組両チームの同伴者がハンドル握る順番が巡って来ました。
ドライバーで参戦したご主人は勝ち組で奥さんは負け組で競うこととなりました。ともかく夜間走行は不慣れか初体験の二組の女性ドライバーですから、それぞれにナビ役の同乗者がパッセンジャーシート座ってのスタートです。
勝ち組のご主人が心配そうに負け組のハンドルを握る奥さんをスタート迄の僅かな時間付き添っています。
レースで競争相手のご主人がパッセンジャーシートに座ることは許されない厳しさ?です。後続の勝ち組のドライバーは御殿場から参加しご婦人がハンドルを握りナビ役は同じ勝ち組のドリフトの名手小宮山さんです。
このレースに参戦し最も華麗なドリフトを披露しギャラリーの皆を楽しませてくれました。通訳の甲斐さんと同じ会社でモータースポーツの最高峰のエンジン部門のボスです。

ウィンタートレーニング
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上段のパッセンジャーシートで奥さんのナビを務めた息子さんに代わり津々見先生のナビは親子3名で参加したお父さんがパッセンジャーシートに座りました。
座席の調整、シートベルトの装着を手際よく済ませた先生がスタートし暫く後に甲斐さんが勝ち組のハンドルを握り勢い良く発進していきました。

アンカーは先行する負け組がDr.原中さんで勝ち組でカウフマンさんです。
負け組は勝ち組のスタックに乗じ遙かにタイム差を付けているはずでしたが再び猛烈な追い上げに合い3分程にまで詰められてきました。
アンカーのシートに収まる直前のインストラクター2名です。
写真は両雄合い譲らずの姿勢でゴールまで僅かなタイムを競い合うこととなりました。

ウィンタートレーニングウィンタートレーニング




最初に先行する負け組のDr.原中さんが大きな体で乗り込み、間もなく後を追いカウフマンさんがスタートして行きました。
参加者は全員固唾を飲んで見守ります。
スタートしてからまずゴールに最も遠いコーナーまで幾重にも重なるリンクを走り後半にギャラリーが待機し見守るコーナーを派手なドリフトをしてカウンターを当てて走る様子をカメラに収めようと期待して待ちかまえています。

ウィンタートレーニング
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全員がぐずぐずの雪の壁に登り雪が靴に入るのもかまわず、ちらちらとヘットライトの光軸を揺すりながら近づくアンカーの走りを見守ります。そして2台が目の前を走り去りました。
何と2台とも完全なグリップ走行で大変な落胆とブーイングです。
車から降りた2人は口を揃えグリップ走行でなければタイムを稼げないとの弁に更なるブーイングが起こり、そしてもっともと納得し全員で大笑です。

今日で3日目を終えたウィンタートレーニングの目的は何であったのとの質問が飛び出し臨機応変、現実と理想の矛盾に再び大笑いした今回の模擬レースでした。
なおキャンドルトレーニングで鍛え上げた腕を参加者全員で競い合ったのは今回が初めてで皆さん大いに楽しんで3日目を終了しました。

ウィンタートレーニングウィンタートレーニング


次回に続く

ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 720
2013.02.24

勝ち組に所属する事務局の市川さんと負け組ルーフ整備のスペシャリスト ボルクスアオトスの吉田さんが互いに相手チームのピットに入り懸命にリンク氷面に磨き掛けています。
そこまでやるかと云う笑いを誘うひとこまです。
16時10分のじゃんけんに始まり30分後の16時40分に負け組が先行してスタートしました。50分ほど経過し辺りはすっかり闇に包まれました。スタートラインから最も遠い地点を心なし頼りなげにヘットライトの光軸が揺れ走っているのがかろうじて確認できる程まで暗くなりました。

ウィンタートレーニング
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じゃんけんでグループを2組に分け負け組が先行しスタートしまたが、全員参加のレースは40分を経過した頃に後発の勝ち組とのタイム差がほとんどなくなり接戦となってきました。
先行スタートの負け組とじりじりタイムを詰めてきた勝ち組との差は5秒ほどにまで縮まり白熱の接近戦となりました。
冷静に考えたなら勝ち組が先行する負け組を追い越すことはリンクの幅員を考えるとコース上ではあり得ないことです。それを可能とするならばドライバー交代の数秒の時だけです。勝ち組のドライバーは勝ちに乗じここで大きな判断ミスを犯しました。
スタートから57分経過した17時38分にピットから最も遠い地点でスタックし動けなくなりました。脱出の救援に6,7名がリンクを仕切る雪の壁を突き破り突進し救出に駆け付け10分程で脱出しましたが、この時ばかりは負け組からの救援は一人も出ませんでした。イベント期間中にこれ程明確に競合したのはこの時だけです。
勝負の世界は厳しいです。

詰めたはずのタイム差は追いつき追い越せの反動で逆に大きく差が付きピットで待機する勝ち組のドライバーはタイムを取り戻す術はありません。
ドライバーの交代を済ませたスタート間際のフロントガラスに幟の目隠しというささやか抵抗を試みる痛ましい光景です。

ウィンタートレーニングウィンタートレーニング



幟の目隠しのお返しに息子が乗る勝ち組の車の前にパイロンを置く父親の吉田さんです。
レースともなれば親も子もない厳しい現実です?
パイロンを置く父親の目はドライバーズシートの調整をする息子を見つめています。

ウィンタートレーニングウィンタートレーニング



次回に続く