新着情報

ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 388
2011.03.31

今年で3回目を迎えた「ポルシェクラブ六本木」が主催する「氷上トレーニング」は、ポルシェを通じた様々な輪が広がっています。
例えば水を燃やす実験の見学は福島原発の事故の後でもあり、最も注目すべき催しのひとつです。
ポルシェに関わる話題は、6月23日から開催される第39回「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」の観戦ツアーです。今年も世界各国から23万人がアイフェルに集い世界一厳しく勝つことは奇跡といわれるレースをいろいろな立場で楽しみます。「ポルシェクラブ六本木」は昨年に続きグランプリコースの第一コーナー直前に設けられた “VIPルーム” を10名分確保しました。レース開催中の2日間、くつろぎながら観戦できる素晴らしい環境です。《観戦ツアーに参加を希望される方は「ムラタチューン」へお気軽にお問い合わせ下さい》
なお、このレースには昨年に続き「ムラタチューン」から4名のメカニックが「マンタイレーシング」の5勝目を目指し参戦します。ご期待下さい。

それと9月20日過ぎにモータースポーツの聖地「ニュルブルクリンクノルドシュライフェ」を「ポルシェクラブ 六本木」が一日占有して「スポルトファーシューレ 海外版」を主催いたします。このような形態で「ニュルブルクリンクノルドシュライフェ」を貸切、占有走行をいちクラブが主催すること自体初めてのことです。
日程を調整し「北ドイツ自動車連盟」が主催する「スクーデリア ハンセアート」との共催で5日間の開催を目標に調整中です。
4月中旬に概要が決定次第、改めてご案内申し上げます。

「ポルシェ乗り」憧れの地「ニュルブルクリンクノルドシュライフェ」で、できる限り多くの日本の「ポルシェ乗り」の皆さんとお会いできることを楽しみにしているとのメッセージは「ニュルブルクリンク マイスター」で「ポルシェ ウィンター トレーニング」の校長ウォルフガング・カウフマンさんからです。

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パウダースノーのバリアで仕切られた「八千穂レイク」氷上コースです。
朝から断続的に八ヶ岳下ろしが吹けば飛んでしまう水分を含まない粉雪を運んできます。コース設営で除雪され積み上げられた粉雪の風下は雪だまりができ氷上の風よけのない部分は光輝く鏡面のような硬い氷が現れています。
コースは同じポイントのカーブでもおおよそ、この2種類に分けられ氷面に撒かれたように溜まった粉雪をいかに利用してコース取りをするかも「氷上トレーニング」における運転技術と見なされるまでに上達しました。

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それが4日目を迎えた「ポルシェ乗り」の経験に裏付けられた技量です。
ドイツからわざわざ「ポルシェクラブ六本木」が主催する氷上トレーニング「スポルトファーシューレ」に参加頂いたゲオルグ・フォルムバームさんの氷上走行の模様です。鏡面の様な氷上とカーブ外側の雪だまりを上手に使い分けカウンターを当てコントロールしながらの走行です。これが初めてポルシェを走らせた3日目の成果です。

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今夏は恒例の隅田川夏の風物詩、花火大会が “東北関東大震災”で中止となりました。
モータースポーツも4月のイベントは、ほとんど中止のようです。
このような世情の中、あえて上記イベントの案内を掲載いたしました。
被災された皆様に心からお見舞い申し上げると共にお亡くなりになられました方々には謹んでお悔やみを申し上げます。

次回に続く

ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 387
2011.03.30

今年3回目の最終日を迎えた「ポルシェ ウィンター トレーニング 八千穂」のカリキュラムがスタートした直後の「ポルシェ乗り」達のそれぞれの走りを追ってみました。
ボルクスアオスト吉田社長の究極の走りです。ルーフ964RSを直線高速コーナーからの左カーブをきれいに切り込み滑らせてきます。連続する左のきついカーブの出口手前からアクセルを吹かしながらカウンターを当て立ち上がっていきます。ポルシェの中のポルシェ、最もコントロールが難しい964RSをこのように乗りこなせたなら、正真正銘の「ポルシェ遣い」でしょう。3年連続して「ウィンタートレーニング」に参加頂いています。通算して10日間に及ぶアクセルと連動したハンドル操作の賜です。

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地元佐久から参加され、2日目はNSXで下見にきて、そのまま参加し大クラッシュの後、スノーバリアに捕まり4人掛かりの脱出に1時間半かかり大いなる話題を提供しました。1日少しでここまでドリフトする上達ぶりです。いくらスピンしてもスノーバリアに突っ込んでも全く無傷のノーリスクで思い切りアクセルと連動したハンドル操作を試すことができる夢のようなポルシェのトレーニングが毎年「ポルシェクラブ六本木」主催でここ八千穂レイクで開催されます。
ポルシェを自在にコントロールして走ってみたいと誰しも思っているでしょう。それが本音のはずです。

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その基本トレーニングが「ポルシェ ウィンター トレーニング」です。
ご覧頂いている写真のように誰しも走ってみたいと思いながら、上手に走れなかったら格好悪いと思われている方が多いのも事実です。視点を変え上手くなりたいから最も安全な「氷上トレーニング」に参加して、アクセルとハンドルを連動した操作を理論と体験で体感して頂くことでポルシェのコントロールを覚えて頂くためにこの「スポルトファーシューレ」が開催されているのです。

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例年開催される隅田川夏の風物詩の花火大会は「東北関東大震災」で中止となりました。4月のモータースポーツはやはりほとんどが中止のようです。そのような世情の中、あえて上記のイベント開催のご案内を掲載いたしました。被災された皆様にお見舞いと、亡くなられた方々に謹んでお悔やみ申し上げます。



次回に続く

ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 386
2011.03.29

八千穂レイクの氷上には新春の陽光が惜しみなく差していますが、相変わらず粉雪が北西の強風に煽られるように八ヶ岳から吹き下ろしてきます。八千穂レイクの氷上一杯にポルシェが散会していますが、舞い降りてくる粉雪に霞んで見えます。
遙か遠くを見やる2人のシルエットが印象的です。右側に立つDr.原中は寒風の氷上でゴム長靴に滑り止めのピンの付いたバンドを巻き付けただけで今日も一日立ちずくめなのでしょうか。いつも膝をくの字に曲げているのはゴム長靴に装着した滑り止めピンの影響です。常人でしたら相当疲れるはずでしょうが鍛え上げた肉体は多分疲れを知らないのでしょう。
粉雪で霞む遠方にはモータースポーツ専門のカメラマン菊池一仁さんが獲物の被写体を狙うかのように大口径のレンズを装着し移動しています。

 


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氷上の完熟走行は今日から新たに設けられたコースを一杯に使って行われています。最初は右回りのコースで次は逆回り左回りで淡々と展開しています。途中からウォルフガング・カウフマンさんが先導でゲオルグ・フォルムバウムさんの乗るポルシェ993のハンドルを握りました。スタートポイントに戻り二人のドイツ人、先生から生徒にドライバーチェンジをしました。

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全車をこの時点から氷上のコースの内側と外周コースに振り分けてトレーニングの開始となりました。カウフマンさんが分岐点に立ち交通整理のような方法で次々と参加者の運転技量に合わせ振り分けれられて行きます。コース内側に向かう白い996GT3とフォルムバウムさんの993が交差するように写っています。いよいよ「ポルシェ乗り」達のカリキュラムがオープンします。雪煙を巻き上げすざましい走りが開始されます。

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次回に続く

ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 385
2011.03.28

ウォルフガング・カウフマンさんのブリーフィングと氷上コースの試走終了後、説明と指示に基づき、新たに設定され今朝から使用する氷上コースの慣熟走行に向け多種のポルシェがスタートをしました。昨夜は一段と寒さが厳しく堅く結氷した氷上コースを先導車と低速で試走するポルシェを見守るDr.原中とカウフマンさんです。
ゲオルグ・フォルムヴァームさんを交えレーサーの古谷直広さん山本泰吉さんが加わり今日のカリキュラムの打ち合わせを兼ね談笑中です。

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そんなひとときを利用して今回ご夫婦で参加され「ポルシェ ウィンタートレーニング」の後に続く来月開催の「スポルトファーシューレ8」「ポルシェ エクスペリエンス ディ」の企画担当をお願いした林さんとフォルムバームさんのスナップです。
このお二人は今後「ポルシェクラブ六本木」が主催する「スポルトファーシューレ」に欠かせない強力な協力者です。ドイツカラーの防寒具を着用した林さんとドイツから「スポルトファーシューレ」「ポルシェ ウィンタートレーニング」参加されたフォルムバウムさんです。

全車の氷上コース慣熟走行が終了し、戻ってくるのを待つDr.原中です。今日のカリキュラム後半、穏和人柄とその忍耐力を一気に見せつけるようなシーンに参加者が全員直面します。

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ブリーフィングが行われた氷上スペースの前を静かにすり足の様な速度で通過するポルシェ軍団です。薄い雲がかかった東の空ですが、新春の日差しは春を感じさせる暖かさです。西から東、佐久平に伸びる尾根沿いは西からの強い風に乗って八ヶ岳下ろしの粉雪が筋状の簾のように、また降り始めました。

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「ポルシェ ウィンター トレーニング 八千穂」開催中、唯一全く一回もハンドルを握らなかった人がスターウォーズに登場するようなフェイスマスクを着用し、ぽつねんと立っています。ドイツ在住18年日本語よりドイツ語に精通し、発想はドイツ人に近いです。そしてその忍耐力は「氷上トレーニング」に参加した誰もがかなわないでしょうし、現在の日本人ではあまり存在しないでしょう。もし居るならば、この後登場頂くこの人でしょう。

完熟走行のコースが代わり逆回りとなりました。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 384
2011.03.27

「ポルシェ ウィンター トレーニング」最終日の朝、ウォフルガング・カウフマンさんのブリーフィングが終了しました。3日間使用した氷上コースはパイロンの仕切り方でどのようにもコース変更が可能なように使途は自在です。午前中のカリキュラムに沿ったコース設営は、早朝ホテルを出て参加者が八千穂レイクに到着したときには既に作ってあり、ブリーフィングの後、いつものようにデモストレーション走行を見せてくれました。

「ポルシェ乗り」全員が見守る中、長い足を折りたたむようにポルシェ993のドライバーズシートに乗り込みました。リラックスしたドライビングポジション、軽快なハンドルさばきで2周試走しました。

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皆が見ている前のきつい右カーブをカウンターを当てながら通過後、曲がり切った直線で高速走行に入りぐいぐいと加速していきます。頭上は晴れ渡っていますが、北風に乗った雪が吹雪のように吹き付けてきます。この気象は北西に位置する八ヶ岳の影響を大きく受けています。

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吹き付ける吹雪混じりの風に追われるようにカウンターを当てながら直線コースに向け走り去って行きます。南東の空、浅間山方面に雪雲はなく穏やかです。丁度八千穂レイク周辺がその境目なのでしょうか。今朝から急変する天候が断続的に続いています。

2周の試走後、直線コース途中から引き返してきました。
厳冬期、標高の高い氷上で終日立ちずくめで「ポルシェ乗り」の指導にあたるDr.原中とカウフマンさんです。カウフマンさんがこのような折、見せるデモ走行は思い切り華麗な走りを披露し、見ている「ポルシェ乗り」を魅了します。

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スタート地点に戻ってきました。パッセンジャーシートには一昨夜NSXでパウダースノーの除雪だまりに乗り上げ動きのとれなくなった地元佐久出身の「ポルシェ乗り」と意気投合し、手ほどきをしています。

最終日の4日目を迎え、いつも通りカリキュラム開始のタイミングにも馴れてカウフマンさんがポルシェ993カレラから降り立つと簡単な再説明の後、直ぐカリキュラムはスタートです。

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次回に続く