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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 1043
2015.10.28

8月の最終日曜日、好天、炎天下の真夏日、
2015年第4回世界耐久選手権WEC6時間耐久レースが13時にニュルブルクリンクグランプリコースでスターしました。
上位主力車種は日独二ヶ国ですが、昨年好調だった日本勢はドイツ勢の驚異的な性能向上に歯が立たず奮いません。

今年のル・マンで優勝し且つ最多優勝を誇るポルシェと今年のニュルブルクリンク24時間耐久レースで優勝を果たしたアウディがトップグループを形成し競い合い、スターと間近のストレートを高速で通過していきます。

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最終コーナーの立ち上がりをアウト一杯まで使い甲高い排気音を残し、双方譲らず激走を繰りひろげ観客を楽しませてくれました。

2番目を走行していた17号車ポルシェ919ハイブリッドのペースが除々落ち、後方からアウディ2台が迫る状況になってきました。左フロントカウルのフィンが破損して走行バランスが狂ったことでペースダウンしたようです。

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スタートから40分位経過した頃だったでしょうか。17号車ポルシェは早々にピットインをしました。左フロントのカウルとタイヤの交換と同時にティモ・ベルンハルトからマーク・ウェーバーにドライバーチェンジしました。8号車アウディR18 e-トロン・クアトロが小気味良い音を響かせ最終コーナーを立ち上がってきます。


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次回に続く

ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 1042
2015.10.19

訪独はほとんどニュルブルクリンクが主流で、時にはシュッツトガルトに行くこともありますが、そんな時は決まって初めてドイツを訪問する同伴者がいます。
今回の訪独はまずフランクフルト空港から、コブレンツを経由しウルメンでアウトバーンを下り、まずニュルブルクリンクに入りました。
いつものレストランで訪独初日の夕食はシーフードスパゲティーとシーフードサラダを注文、ワインで乾杯した後はエッフェバイゼンビアーで旅の疲れと喉を癒しました。美味しい夕食に満足した後はコーヒーで締めくくり、レストランと同名のホテル ラ・ランテルナのルームキーをオーナーのシルビア夫人から受け取り、西の空にかすかに夕暮れの光芒を残す中、つづら折りの道を車で5分ほど走りホテルに到着しました。

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昨日までのブログに書いた訪独2日目は世界耐久選手権WEC第4戦の練習走行をグランプリコースで観戦してから、ノルドシュライフェの数カ所でツーリスト走行の模様を好天の下で見学して終日楽しみました。

3日目の8月30日(日)ニュルブルクリンクのグランプリコースで初めて開催されるWEC第4戦決勝の当日、10時にサーキット内のドリントホテルを訪ねました。
明日から4日間に亘り開催されるスクーデリアハンセアート、皮切りしたばかりの事務局を訪ね参加の受付けを済ませました。
玄関とロビー脇の事務局入口にはご覧のスクリーンが掲げられ事務所開きをしたばかりの一番乗りです。

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クリスティーヌ・グンズ女史、事務長のディーター・グロスさん他の皆さんお変わりなく、一番乗りの我々を笑顔で迎えてくれ、挨拶をしている間に3箱に分けられたケースの中から手際よく我々のファイルが取り出され手渡されました。
このような小さな事ながら継続し参加し続けることの大切さを再会の場で実感しました。

ピットの2階から眺めました。
3色同一車種のアウディR8 スパイダー525PSが各6台、計18台並べてあります。
対角の並べ方もデザインの内でしょう。
脇を走る幌付きのワーゲンのトラックが、のどかで対照的です。

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次回続く

ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 1041
2015.10.16

ニュルブルクリンクはグランプリコースと北コース、いわゆるノルドシュライフェを合わせ25.98kmです。グランプリコースは右まわりで、グランプリコースとノルドシュライフェの接続部から先のノルドシュライフェは左回りとなります。

2003年にメルセデスアリーナが設けられたことにより、それまで4,556mであったグランプリコースは高速でテクニカルなサーキットに生まれ変わり5,149mに伸長しました。
ノルドシュライフェは20,832kmあり、距離が長すぎるのとカーブは73もあるので、ニュルブルクリンク全体のコース図をあらかじめ見ているから分かるものの、ツーリスト走行のゲートからスタートし、いきなり同乗走行でパッセンジャーシートや観光バスのシートに身を委ねたなら距離が長すぎるのと、カーブの多さから右回りなのか左回りか分かりません。

前回書いた17kmポストプラッツガルテンの1km手前16kmポスト、ブランチ(通称ギャラリーコーナー)からの眺めです。
S字コーナーを下り、目の前を右から左に向かってどの車も先を競いながらアイスカーブに向かって走り去って行きます。

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金網に沿って200m弱の直線ブランチ(通称ギャラリーコーナー)はアイスカーブに向けU字の底辺に当たります。

バイクに後方を追尾されインを遠慮がちに走るカイエンと走行ラインを走るルノーをインから追い越す2台のライダーです。

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明日開催されるFIA世界耐久選手権(WEC)第4戦ニュルブルクリンク6時間レースの予選と今日の練習走行の観戦を兼ね多くの車が集まっていると思うは思い違いです。WECはグランプリコースでの開催ですから、夏の終わり好天の日差しに誘われツーリスト走行を見に訪れた人ばかりです。

夏休みの終盤の週末、キャンピングカーも繰り出しモータースポーツでニュルブルクリンクノルドシュライフェを走る人、その走りを見て楽しむ人、ドイツに来るといつもモータースポーツに関心を持つ人の多さと裾野の広さに驚きます。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 1040
2015.10.15

ニュルブルクリンクノルドシュライフェの17kmポストプラッツガルテンについて、もう少し触れてみます。
16kmポスト、ブランチ(通称ギャラリーコーナー)からアイスカーブを経て左カーブの緩やかな上り、頂点は見えても、頂上からその先の下り右から左カーブはブラインドで見えません。
左の写真、丁度黒のルノーが走っているカーブが頂上から二つめの左カーブに辺りで路面はアウトで外側に傾き加減のコーナーで、ウェットでなくとも慎重さが必要ですから、雨の時はアウトに近づきたくないコーナーのひとつです。
それを証明するようにガードレールが常に新しくなっていますが、ドライビング技量が如実に表れるカーブで、前車をパスするポイントでもあるわけです。

頂上からの素晴らしい見晴らしもさることながら、下り切りゼブラの末端までほぼ直線で理想の走行ラインを取って走行するBMWです。
その先の右カーブの進入を速い速度で通過しようと焦るとゼブラの先端まで詰めて走ることはできませんから、直ぐ前を走る車のラインとなります。

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等間隔の縦列で真っ直ぐにゼブラの先端に向かって迫ってくる3台の車列がとても美しいです。

1時間ほど前にアデナウのスーパー前で見かけた若草色のケイマンSも買い物?を済ませノルドシュライフェを楽しんでいます。
このような光景はアイフェル高原のニュルブルクリンクでしかお目に掛かることはできません。

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4台縦列で走行する4輪の左サイドをすり抜けたバイクが紅白のゼブラに沿って迫ってきます。
このような光景も、やはりニュルブルクリンクのノルドシュライフェだけのものです。1周27ユーロのプリペードカードを購入すればバイクも観光バスも20.832kmの別称グリーンヘルを走ることができるのです。




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後方から前車をパスするため理想の走行ラインで迫ってくるポルシェ996GT2をご覧下さい。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 1039
2015.10.13

8月29日(土)好天のアイフェル高原、ニュルブルクリンクノルドシュライフェの午後、真夏のような日差しが照りつけるツーリストゲート前です。
2人のライダーがゲートに向かっていますが、バイクは日本製が多く、前方はカワサキZXR250でしょうか。後続のライダー仲間はヤマハのYZFーR25のハンドルを握りゲートでプリペードカードを挿入しています。
週末今日のように好天でライダーが多いときは、専用ゲートを設け両脇のゲートは4輪専用に分けることで入場時の混雑を避けています。

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明後日からグリーンヘルでの占有走行に初めて挑戦する同行者の希望で17kmポストのプラッツガルテンに来ました。
いつ訪れても、この情景を見ると何故か血が騒ぎ興奮を覚えるのは、皆さん同じではないでしょうか。
初めてでなくとも「えぇこんな速度で走っているんだ」と思わず身震いがします。
美しい曲線、S字下りの連続を5速で真っ直ぐ駆け下り、ジャンプをして更に紅白のゼブラの末端まで詰めながら、軽いブレーキの後真綿で締めるようなアクセル操作をしながら右カーブからインに付け、その先でアウトに流し・・・・

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ツーリスト走行が可能な日はご覧のようにあらゆる車種と性能の異なった車が混走しています。
まして今日の様な好天だと、そんな中でバイクも走りますからタイヤがグリップを失ったなら、その先は正しくヘルコースです。
ラフなアクセルは勿論、ハンドル操作にも充分注意が要求されます。

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