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センターロックデバイスの作動不良
2019.05.15




画像に示した997GT3のホイールはセンターロック方式が用いられています。
レーシングカーでは、インパクト一つでホイールを素早く交換できることから採用されている事例が多く見受けられますが、市販車では珍しいです。


画像は997GT3のハブです。
ハブ内部を観察すると、いたるところに錆が発生しており、スプラインが切ってあることがわかります。
この部分には次の画像に示す、ホイールを固定するボルトが抜けないようにする、ロック部分(センターロックデバイス)の相手方が付きます。



中空になっているボルトの内側に切られたスプラインが回りどめの役割を担い、ハブ側のスプラインは、センターロックアタッチメントがはまりやすいように、左右に3度ほど回転させるためについています。

洗車時にセンターロックデバイス内に水が入り込むことで錆が発生し、センターロックが解除できない不具合が発生します。
今回は錆を除去することで対処しました。


締め付けトルクが非常に高いため、一般の方でセンターロックを外すことはなかなかないと思われます。
こまめな点検をすることで、このような不具合やホイールの緩みを発見することができます。











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