993 ガソリンタンクに発生した錆 2019.02.23
993のように約20年経過したガソリンタンクの底を点検すると、僅かですが錆が見受けられます。
放置すると、フューエルポンプによって圧送され、その結果、燃料の供給経路であるデリバリーパイプ内に堆積します。
半年以上走行しないとガソリンが酸化し、給油口や燃料キャップの裏側に粉状に付着します。これが錆と共に燃料計の測定部品に入り込み、正しい残量を表示できなくなる場合があります。
さらに、燃料タンク内のフィルターに破れが生じると錆で燃料ポンプが壊れます。
定期的にタンク内部を点検し、錆が見受けられた場合は早急に洗浄することが重要です。
原因は長期に亘り走行をしなかったことと、タンク内の結露によるもので、梅雨時は特に注意が必要です。
次回に続きます。
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社外部品の取り付けについて 2019.02.17
故障を防ぐため、持ち込みの部品は純正であっても原則お断りしています。
お客様がお持ちになった純正部品でも入手経路が明確でないため、仕入伝票の突合が不可能だからです。
弊社で仕入れた部品は純正であっても主要部品は全品検品を行っています。
故障を防ぐためにもご理解の程よろしくお願い申し上げます。
narrow porsche's carburetorナローのキャブレターです。このあふ... 2019.02.15
993 ドライブシャフトのオーバーホール 2019.02.15
993のドライブシャフトのオーバーホールを行いました。
基本的には997と同じ構造です。こちらもご参照下さい。(https://ameblo.jp/muratatune/entry-12437481774.html)
ブーツを取り外し、グリスを洗浄したので部品があらわになりました。グリスが付いたままでは部品の損傷を確認することができないため、全て洗浄しました。
等速ジョイントの画像です。機構については後日投稿します。
洗浄すると鋼球がはまるハウジングに摩耗痕が見つかりました。
赤丸の部分が摩耗痕です。
またスプラインが切られている部品にも鋼球と擦れたためにできた摩耗痕が見受けられました。
赤丸の部分が摩耗痕です。
このようにハウジングが摩耗すると、ドライブシャフトにガタが生じ伝達ロスが発生します。修理せずに乗り続けると、ハウジングの摩耗痕が拡大しドライブシャフトが折損する恐れがあります。愛車を長く乗るためには定期的な点検は欠かせません。お気軽にご相談ください。
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