新着情報

ポルシェ整備 964・カレラ2 エンジン マグネシウム特有のサビの修理 その2    
2018.07.31

昨日に引き続き、ポルシェ 964 カレラ2のエンジンのチェーンカバーからのオイル漏れをご紹介します。


凹凸になった錆をすべて除去し、洗浄を行いました。
粉上になった錆や凹凸部分が無くなっていることがご確認いただけます。

 
ポルシェ 整備
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このまま液体のパッキン交換をおこなって、チェーンカバーを取り付けますが、
ムラタチューンでは、再び錆が発生するのを予防するため、サビ止め塗装を行ってから、取り付けております。
 
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ポルシェ整備 964・カレラ2 エンジン マグネシウム特有のサビの修理 その1    
2018.07.30

ポルシェ 964 カレラ2のエンジンのチェーンカバーからのオイル漏れをご紹介します。


車体からエンジンを取り外しましたところの写真です。チェーンカバーは赤丸の部分となります。
チェーンカバーからオイル漏れしていることが確認できます。
 
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チェーンカバーを取り外しました溝のようになっている部分をご覧ください。
凹凸ができているのをご確認いただけます。この凹凸部分は錆です。

 
ポルシェ 整備  ポルシェ 整備



チェーンカバーはマグネシウムで製作されているため、鉄などとは異なり、このような錆となります。
凹凸部分の表面を削り取ると粉上になった錆が出てきました。

 
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ポルシェ整備 993・ティプトロ(AT) オイルパンの分解・洗浄
2018.07.29

ティプトロニックトランスミッションの下部に取り付けられているギアオイルのオイルパン(金色のパーツ)の分解・洗浄を行います。

 

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ティプトロニックトランスミッションの中を流れるギアオイルは一度このオイルパンに集められ、オイルパン上部に取り付けられたオイルフィルターを通って再びティプトロニックトランスミッション内を循環しています。

 

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オイルパンの中にはオイルフィルター以外にも不純物を除去するため、3か所に磁石が取り付けられています。

 

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分解・洗浄が終わったらオイルパンを再び組み付けます。

これで、一連のティプトロニックトランスミッションの修理が完了しました。

ポルシェ整備 993・ティプトロ(AT) ギアオイル漏れ箇所の診断
2018.07.28

ポルシェ 993のティプトロニックトランスミッションのオイル漏れの修理を行っていきます。

 

オイルがティプトロニックトランスミッションの表面に黒くベッタリと附着していて、トランスミッションのいずれかの箇所からオイル漏れが発生していることがわかります。

 

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オイル漏れ箇所を詳しく診断したところ、

 

・左側のデフのフランジシール

 

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・ピニオンシャフトのシャフト側

 

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からギアオイルが漏れていることが確認できました。ひとつひとつ丁寧に分解・洗浄し、再びオイルが漏れないようしっかりとシーリングを行います。

 

明日に続きます。

ポルシェ整備 928・エンジン アイドリング状態が維持できない症状の修理 その3   
2018.07.27

本日も引き続き、ポルシェ 928 エンジン不調のトラブルをご紹介します。
今回、問題があった「スロットルセンサー」を分解しました。
 

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アクセルを踏んだ時、その開度に合わせてスロットルセンサーの中央が回転仕組みとなっており、
全閉時にはマイクロスイッチを。全開時には、接点同士が触れ合う仕組みになっております。
左が全閉時、右が全開時の写真となります。
 

ポルシェ 整備  ポルシェ 整備



分解してみると全閉時のマイクロスイッチが正常に働いていないことがわかり、
トラブルの原因がはっきりとわかりました。
 

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