新着情報

ポルシェ整備 964・足回り リアサスペンション・アッパーマウントの経年劣化     
2018.05.30

ポルシェ 964のリアサスペンションを取り付けるアッパーマウントの経年劣化です。
リアのアッパーマウントは、フロントのアッパーマウントに比べるとステアリングを切ることがないため、負担が小さいパーツです。
 
ポルシェ 整備


ですが、ポルシェ964は最初のモデルが発売開始されてから約22年経過しているため、
経年劣化によってアッパーマウントが切れる症状が多く発生しています。
またポルシェ964の次のモデルであるポルシェ993にも同様の症状が見られます。
 
ポルシェ 整備


ムラタチューンでは点検の際、必ずこの部分の確認を行っており、
症状が見つかれば交換をお勧めしております。

ポルシェ整備 964 → 993 空冷エンジンの進化 その3  
2018.05.26

引き続き、ポルシェ964とポルシェ993のエンジンの違いからエンジンの進化をご紹介します。ポルシェ964とポルシェ993のエンジンでは、ロッカーシャフトのカムハウジングへの固定方法も異なります。

ポルシェ964はシャフトの両端をボルトで締めることで、シャフト両端の太さが増してカムハウジングとの隙間を埋め、固定されます。
 

ポルシェ 整備



一方のポルシェ993はボルト2本でカムシャフトに直接固定されます。
 

ポルシェ 整備



このようにカムハウジングからロッカーシャフト、ロッカーアームの小さな部分を比較しても964から993へより効率的になるようエンジンが進化しているのがお分かり頂けたかと思います。

ポルシェ整備 964・カレラ2 経年劣化によるオイルフィラーキャップの拡張     
2018.05.31

ポルシェ 964 カレラ2 オイルフィラーキャップの交換をご紹介します。


オイルフィラーキャップは、エンジンオイルの注ぎ口を閉めるキャップのことです。
ペットボトルのキャップ等と同じようにスクリュー式に回転させて、閉める形となります。
 
ポルシェ 整備


お客様が持ち込まれたポルシェ 964 カレラ2を点検する中で、オイルフィラーキャップを
開け閉めを行なうとうまく閉まらないことが度々発生しておりました。

オイルフィラーキャップを外して調べてみると新品の状態に比べて口が広っていることが
確認できました。写真の左側が新品、右側がお客様のポルシェに付いていたものです。
若干ながら、大きさが異なることがご確認頂けます。
 
ポルシェ 整備  ポルシェ 整備


エンジンルーム内という非常に高温な環境にあること。また長年開け閉めすることで、
オイルフィラーキャップの口が広がってしまい、発生したトラブルです。

緊急性のあるトラブルではございませんが、ここからエンジンオイルが漏れる可能性もございます。
また他のパーツに比べ、安価で新品に交換できることもあり、お客様に新品への交換をお勧め致しました。

ポルシェ整備 964・足回り リアサスペンション・アッパーマウントの経年劣化     
2018.05.30

ポルシェ 964のリアサスペンションを取り付けるアッパーマウントの経年劣化です。
リアのアッパーマウントは、フロントのアッパーマウントに比べるとステアリングを切ることがないため、負担が小さいパーツです。
 
ポルシェ 整備


ですが、ポルシェ964は最初のモデルが発売開始されてから約22年経過しているため、
経年劣化によってアッパーマウントが切れる症状が多く発生しています。
またポルシェ964の次のモデルであるポルシェ993にも同様の症状が見られます。
 
ポルシェ 整備


ムラタチューンでは点検の際、必ずこの部分の確認を行っており、
症状が見つかれば交換をお勧めしております。

ポルシェ整備 964・ブレーキ 要点検!ブレーキフルードのエア抜きバルブ    
2018.05.29

本日は、ポルシェ 964 カレラ2 ブレーキフルードのエア抜きバルブをご紹介します。車検の時に洋点検していただきたい箇所です。

ブレーキフルードのエア抜きバルブは、ブレーキフルードの中に入った空気を抜くためのバルブです。
写真のようにブレーキキャリパーに取り付けられています。
 
ポルシェ 整備


お客様のポルシェ 964 カレラ2から、ブレーキフルードのエア抜きバルブを取り外しました。
写真を見て頂くとバルブの中央部分がサビていることがお分かり頂けるかと思います。
 
ポルシェ 整備


この状態のまま放置しておくとサビが進行していきくと、エア抜きバルブが折れてしまう可能性があり、
ブレーキキャリパーから取り外すことができなくなります。

ブレーキフルードのエア抜きバルブは、ブレーキフルードを交換するときに外す必要がありますので、
折れてしまうとブレーキフルードの交換そのものができなくなってしまいます。

ブレーキフルードは2年に1度の車検の際には、必ず交換しなければいけませんので、
その際に ブレーキフルードのエア抜きバルブにサビがあれば早めに新品に交換して頂くことをオススメします。