ポルシェ整備 964・カレラ 2 経年劣化によって生じるエンジンからのオイル漏れ 2017.08.31
ポルシェ 964 カレラ2のインターミディエイトシャフトキャップからのオイル漏れをご紹介します。
ポルシェ整備 964・カレラRS 安価かつ耐久性が高いパーツへの交換 2017.08.30
本日は、ポルシェ964 カレラRSのオイルタンクから右フロントのオイルクーラーまでを繋ぐオイルホース・オイルパイプの交換をご紹介いたします。
ポルシェ964のオイルホースはゴム製、オイルパイプは金属でできており、一体成型のパーツとなります。
通常の交換ですとオイルホース・オイルパイプすべて(右リアタイヤ前のオイルタンクから右フロントタイヤ前のオイルクーラーまで)を交換しなければいけません。
し かしながらオイルホース・オイルパイプが一体成型のためパーツ自体が高価なこと、またゴム製のオイルホースが劣化していてもオイルパイプはそのまま使用で きる場合があるので、ムラタチューンではオイルホースのみを耐久性の高いステンメッシュホースに交換することをオススメしています。
ただ交換作業は通常のパーツと同じようにはいきません。
元々一体成型のパーツのため、オイルホースのみを交換・加工するには熟練された技術が必要となります。
ポルシェ整備 964・エンジン 洗浄を繰り返すエンジンオーバーホール 2017.08.29
本日は、ポルシェ 964のエンジンのクランクケースの洗浄をご紹介いたします。
ポルシェ整備 964 純正対策部品 マフラーステーの取り付け箇所のボルト 2017.08.28
ポルシェ社純正のトラブル対策部品「マフラーステーの取り付け箇所のボルトを覆うスリーブ」をご紹介いたします。
マフラーステーは2か所をボルトで固定します。1か所はボルトの穴に対して直接ボルトを取り付けますが、もう一方はスリーブを咬ませて、長いボルトで固定する必要があります。
このスリーブと固定される部分の接地面積が少ないため、ボルトが折れてしまう等のトラブルが発生しておりました。そこでポルシェ社では、接地面積を増したスリーブを対策部品として販売しています。
写真左側が通常のスリーブ、右側が対策部品のスリーブとなります。
下から見ると設置面積が増していることがお分かり頂けます。
1992年度以降に販売されたポルシェ 964からはこのパーツが付いており、
それ以前のポルシェ 964に関しては症状を発見次第、交換を行っております。
ポルシェ整備 964・カレラ2 熱などによるオイルフィラーキャップの変形 2017.08.27
本日は、ポルシェ 964 カレラ2のオイルフィラーキャップの交換をご紹介します。
オイルフィラーキャップは、エンジンオイルの注ぎ口を閉めるキャップのことです。
ペットボトルのキャップ等と同じようにスクリュー式に回転させて、閉める形となります。
お客様が持ち込まれたポルシェ 964 カレラ2を点検する中で、オイルフィラーキャップを
開け閉めを行なうとうまく閉まらないことが度々発生しておりました。
オイルフィラーキャップを外して調べてみると新品の状態に比べて口が広っていることが
確認できました。写真の左側が新品、右側がお客様のポルシェに付いていたものです。
若干ながら、大きさが異なることがご確認頂けます。
エンジンルーム内という非常に高温な環境にあること。また長年開け閉めすることで、
オイルフィラーキャップの口が広がってしまい、発生したトラブルです。
緊急性のあるトラブルではございませんが、ここからエンジンオイルが漏れる可能性もございます。
また他のパーツに比べ、安価で新品に交換できることもあり、お客様に新品への交換をお勧め致しました。