新着情報

ポルシェ整備 993ティプロトニック(AT) トランスミッションの修理  
2016.05.31

ポルシェ 993 AT車 ティプロトニックトランスミッションです。
先日ご紹介したオイルフィルターはこのティプロトニックトランスミッションの下部、金色に輝くオイルパンの中に取り付けられています。

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またオイルパンを取り外しました。写真の赤茶色の液体が付いているのがオイルフィルターです。
写真はポルシェ 993ですが、先日ご紹介したポルシェ 964のオイルフィルターと同様のものが取り付けられています。
赤茶色の液体はわずかに残ったATフルード(ミッションオイル)です。


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ポルシェ整備 993 エンジン修理〜診断と修理 その3    
2016.05.30

引き続き、ポルシェ 993に搭載された最後の空冷エンジンの診断・修理をご紹介いたします。

本日は、シリンダーにつながるインテークです。
ブーツから取り外したインテークをチェックすると上部が変形していることが確認できました。

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インテークにつきましては、以前にご紹介しましたがエアクリーナーから吸われた空気を密閉された状態でシリンダーヘッドに送り込むものであるため、このように変形してしまうとブーツと変形したインテークの間にできた隙間から余分な空気が入ってしまう恐れがあり、トラブルのもととなります。


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考えられる要因としましては「熱による変形」または、「ブーツを締める際に必要以上の力が加わったこと」が考えられます。

ポルシェ整備 993 エンジン修理〜診断と修理 その2    
2016.05.29

引き続き、ポルシェ 993に搭載された最後の空冷エンジンの診断・修理をご紹介いたします。


昨日交換を行ったプラグコードに繋がっているディストリビューターです。ディストリビューターはイグニッションコイルから送られる高ボルトの電流を、各シリンダーコンバータに分配するとても重要な役割を担うパーツです。

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ポルシェ 993のエンジンではインテーク側とエキゾースト側の2つのディストリビューターが付いたツインプラグになっています。これは燃焼効率を良くするためであるとともに、燃え残ったガスを燃やしマフラーから排出される排ガスをクリーンにする効果もあります。

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明日に続きます。

ポルシェ整備 993 エンジン修理〜診断と修理 その1    
2016.05.28

本日より、ポルシェ 993に搭載された最後の空冷エンジンの診断・修理をご紹介いたします。


本日はまずは診断の際に見つかったプラグコードのひび割れの修理・交換を行います。プラグコードはゴム製のパーツのために、ほかのパーツに比べ劣化しやすく、ひび割れ等が起りやすいパーツのひとつです。


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ひび割れたプラグコードを交換せずにそのまま使用し続けていくと、水分などが付着した際にリークを起こしてしまう恐れがあります。劣化したプラグコードはディストリビューターのキャップを除き、すべて新品に交換します。


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明日に続きます。

ポルシェ整備 986・ボクスター フューエルフラップの修理・交換 
2016.05.27

ポルシェ 986 ボクスター フューエルフラップの修理を行います。フューエルフラップは給油口をカバーする部分です。




このフューエルフラップの開閉の動きとフューエルフラップが開いた状態で固定するヒンジ部分にひび割れが頻繁に発生します。ひび割れが発生するとフューエルフラップが固定されず、自由に動いしてしまいボディに傷をつける恐れがあります。

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走行性能には直接関係のない部分ですが、安価で修理が可能なパーツのため修理をおすすめしております。