新着情報

ポルシェ整備 993足回り 性能別に色分けされたポルシェ純正ショックアブソーバー 
2015.12.31

ポルシェ 993の足回りのショックアブソーバーの交換をご紹介いたします。

お客様のご希望で、ポルシェ 993のショックアブソーバーをスポーツタイプのものに交換いたします。
このショックアブソーバーは「オプションコード M-030」と呼ばれるスペシャルシャーシに搭載されるショックアブソーバーで、ポルシェ純正スポーツショックアブソーバーです。

ポルシェ 整備

写真はノーマルと並べたところです。左側がノーマル、右側の赤いものがスポーツタイプのショックアブソーバーです。色で区別されていて一目で区別がつくようになっています。

ポルシェ 整備

続いての写真はショックアブソーバーに取り付けられるコイルスプリングです。

ポルシェ 整備

左側がノーマル、右側が今回のスポーツタイプに取り付けるコイルスプリングです。
スポーツタイプのコイルスプリングは車高落とすために上部が細く、下部が太くなっています。

これはコイルスプリングの遊びを減らすために長さを保ちつつも、車高を落とすためのポルシェ社の工夫のひとつです。

ポルシェ整備 964足回り リアのテンションプレート 
2015.12.30

ポルシェのアライメント調整を行うテンションプレートをご紹介します。
ポルシェ 964のテンションプレートはリアタイヤの内側、アップライトと車体を繋ぐように取り付けられています。アライメント調整できるようにボルト穴が複数空いているのがご確認いただけます。

ポルシェ 整備 ポルシェ 整備


お客様が持ち込まれたポルシェ 964から取り外したテンションプレートです。

ポルシェ 整備


車体側に固定するピローボール部分をご覧ください。ゴム製のダストブーツが劣化してひび割れ、塵が点いていることがお分かり頂けるかと思います。トラブルが発生する可能性が非常に高いのは明らかです。

ポルシェ 整備 ポルシェ 整備

テンションプレートは、ピローボール部分だけを交換することはできませんので、テンションプレートごとのアッセンプリー交換となります。しかしながら、テンションプレートは非常に高価なパーツのため、交換が必要な場合はお客様に詳細をご説明を行った上で、テンションプレートの交換を行います。

ポルシェ整備 ムラタチューン無料診断のススメ 
2015.12.29

本日は、以前も何度かご紹介しているムラタチューンの無料診断をご紹介いたします。

今回お客様が無料診断に持ち込まれたのはポルシェ ケイマンS。
2009年にご購入され、走行距離約9000kmとのことです。

ポルシェ 整備


無料診断では、下記の24項目の点検を行います。

https://m-tune.co.jp/recept.html

点検していくとPDKトランスミッションのオイルパンから、オイル漏れが見つかりました。
写真奥の黒くなっている部分がオイル漏れ箇所です。

ポルシェ 整備


2009年製と比較的新しいポルシェですが、走行距離や乗車頻度、
保管状況などによってはこうしてオイル漏れなどが発生している場合もございます。

ポルシェ整備 996カレラ 経年劣化の影響を受けやすいゴム製パーツ
2015.12.29

ポルシェ 996 カレラの足回り・パンプラバーの交換をご紹介いたします。

バンプラバーは、路面の凹凸によってショックアブソーバーが跳ね上げられたとき、
車体に底付するのを防止するパーツで、ショックアブソーバーと車体の間に取りつけられています。

ポルシェ 整備


パンプラバーはゴムでできているため、経年劣化によって硬化・劣化し衝撃を吸収する機能がなくなってきます。
写真の左が交換前、右が新品です。交換前のバンプラバーは黒く変色し、ゴムが劣化しているのがお分かりいただけます。

ポルシェ 整備 ポルシェ 整備


劣化したパンプラバーは新品に交換します。

ポルシェ整備 964-993 空冷エンジンの最終進化 その3 
2015.12.27

引き続き、ポルシェ964とポルシェ993のエンジンの違いからエンジンの進化をご紹介します。ポルシェ964とポルシェ993のエンジンでは、ロッカーシャフトのカムハウジングへの固定方法も異なります。

ポルシェ964はシャフトの両端をボルトで締めることで、シャフト両端の太さが増してカムハウジングとの隙間を埋め、固定されます。

ポルシェ 整備


一方のポルシェ993はボルト2本でカムシャフトに直接固定されます。

ポルシェ 整備


このようにカムハウジングからロッカーシャフト、ロッカーアームの小さな部分を比較しても964から993へより効率的になるようエンジンが進化しているのがお分かり頂けたかと思います。